内容説明
明治維新期に大きな変革を迎えた「花祭」。知られざる国学者の改革、歴史の闇に埋もれた事実とは?民俗学者・早川孝太郎の名著『花祭』を再検証し、民俗学の研究手法を考える。150年の空白を埋める意欲作。
目次
序章
第一章 花祭(花祭の概要;花祭の歴史)
第二章 歌ぐら(歌ぐらの種類;歌ぐらの諸相;他地域との比較;平安朝神楽との共通性;修験道の歌;花祭の伝道者)
第三章 花祭を変えた男(三高文治;中井大介;中井の弓術;中井の俳諧;幕末の国学者;中井の人物評価)
第四章 「花祭趣意書」の意味(花祭改革の目的;日本神話;花祭改革と平田派国学;祭礼花神楽伝記)
第五章 舞ひて遊ばん(花祭の永続性;「花」の語源と目的;神々との遊び)
補遺 「長篠古城趾の図」と中井
資料
著者等紹介
山本正名[ヤマモトマサナ]
昭和23年(1948年)生、愛知県北設楽郡東栄町出身。愛知大学法経学部法学科卒業。裁判所職員を経て、平成11年(1999年)簡易裁判所判事に任官。東京、大阪、名古屋等各簡易裁判所勤務、平成30年(2018年)定年退官。令和6年(2024)まで名古屋簡易裁判所司法委員(非常勤)、郷土史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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