内容説明
全国で最多の死者を出した愛知県内の勤労学徒たちの理不尽な戦災死と、不当に負わされた労働の現実を、貴重な証言を掘り起こして描く鎮魂のドキュメント。
目次
第1章 学徒動員初期の労働災害―一九四三年一月~四四年十二月
第2章 東南海地震と学徒―一九四四年十二月七日
第3章 工場爆撃の開始と学徒―一九四四年十二月
第4章 誤爆と学徒―一九四五年一月~二月
第5章 名古屋市街地空襲と学徒―一九四五年三月~五月
第6章 熱田空襲などと生徒―一九四五年六月
第7章 半田空襲などと学徒―一九四五年七月
第8章 豊川空襲などと学徒―一九四五年八月
第9章 埋もれた死者と学徒
著者等紹介
佐藤明夫[サトウアキオ]
1930年、岐阜県大垣市に生まれる。1954年、東京教育大学文学部日本史学学科卒業。現在、半田空襲と戦争を記録する会代表。歴史教育者協議会会員、愛知県史近現代史社会文化部会調査執筆委員
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