内容説明
アーリイモダンの時代(ペリー来航以前)、ロシアはどのようにして日本の北辺を騒がせるようになったのか。国家を持たない民アイヌ、新しい近代を模索していたロシアと日本。三者の異文化接触から生じた様々なエピソードでたどる人間の歴史!第37回大佛次郎賞受賞。
目次
第1章 はんべんごろうの警告
第2章 シベリアの謝肉祭
第3章 日本を尋ねて
第4章 蝦夷大王の虚実
第5章 アイヌの天地
第6章 アイヌ叛き露使来る
第7章 幕府蝦夷地を直轄す
第8章 レザーノフの長崎来航
第9章 レザーノフの報復
第10章 ゴローヴニンの幽囚
著者等紹介
渡辺京二[ワタナベキョウジ]
1930年、京都市生まれ。日本近代史家。2022年12月25日逝去。主な著書『北一輝』(毎日出版文化賞、朝日新聞社)、『逝きし世の面影』(和辻哲郎文化賞、平凡社)、『バテレンの世紀』(読売文学賞、新潮社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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