内容説明
平成に入った日本社会の世相や人情の移り変わる姿が時にはさりげない風景画のように、時にはユーモラスな時事漫画のように描かれている。そして、現在の介護社会に生きる一市井人としての心象風景なども…。北国新聞連載コラムの筆者による二冊目の掌編時評集。
目次
第1部 葉桜の下で(カッコウを聞きながら;文学の巧拙;本屋の中で ほか)
第2部 夢でもらった薬(ウサギの呟き;茶髪作家;だんご断想 ほか)
第3部 支えあうかたち(明日も元気で起きるがやぞ;たとえ寝たきりでも、そばにいる幸せ;「オロオロ」が今やベテラン ほか)
著者等紹介
西敏明[ニシトシアキ]
大正4(1915)年、金沢生まれ。戦時中、国鉄から中国の鉄道会社に派遣され、終戦後引き揚げ国鉄へ復職したが、昭和27年、北陸放送に入社、同46年退社。著書に「城下―安政飢民抄」(第二回泉鏡花記念金沢市民文学賞)「加賀奇談考」「時の流れのなかで」など。平成13年第五十五回「北国文化賞」受賞。日本ペンクラブ、日本文芸家協会会員
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