内容説明
いつの時代にも、男と女の、出会いと別れがあった。「月刊北国アクタス」連載を単行本化。
目次
金沢(お早良作(金沢市、福井県坂井町)―恋に殉じた加賀藩士
縁切り宮(香林坊、卯辰山)―女の嫉妬断ち切る刃の光 ほか)
能登(泣き砂の浜(門前町)―恋人を待ち続けた花魁の純情
恋路海岸(内浦町)―嫉妬うずまく波間に散った男と女 ほか)
加賀(太鼓の胴(加賀市)―鏡花も聞いた湯女の寂しさ
やすなが淵(小松市)―純情一途娘の情念の深さ ほか)
富山(五箇山のお小夜(上平村、平村)―激流にのまれた遊女の運命
祖母谷(黒部峡谷)―加賀藩奥山廻りに心焦がした女人の執念 ほか)
福井(東尋坊の恋(勝山市、三国町)―怒涛のような男の情念
乙女が滝(敦賀市)―老人たちの記憶に眠る情熱の淵 ほか)
著者等紹介
子母沢類[シモザワルイ]
加賀市生まれ。金沢市育ち。東京の建築設計会社で設計のアシスタントをしながらSF作家、光瀬龍氏に師事。1996(平成8)年、雑誌「小説クラブ」でデビュー。以来、書き下ろしの単行本をはじめ、「月刊北国アクタス」などの雑誌やスポーツ新聞に200を超える作品を発表。代表作に「惑乱の輪舞」「密やかな匂い」など。日本文芸家協会会員。日本推理作家協会会員。東京都在住
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