内容説明
「北海道の自然史」は海と陸の出会いからはじまった!北海道の低地帯や丘陵には、海と陸の出会いを表徴する堆積物が分布し、多くの貝化石が発見される。これらの化石は、様々な時代の環境や海と陸との物語を話しかけてくる。本書は、貝化石からの言葉に耳を傾けつづけた古生物学者の北海道の自然史研究の集大成である。
目次
1 後期新生代における貝類化石群集とこれまでの諸問題
2 石狩低地帯
3 石狩低地帯および周辺丘陵の貝類化石群集の層位学的位置―年代および対比
4 西南北海道
5 中央北海道
6 東部北海道
7 北海道における後期新生代貝類化石群集と古環境
8 上部鮮新統~完新統にみられる堆積形態と海水面変動
9 北海道における後期新生代の構造運動
著者等紹介
赤松守雄[アカマツモリオ]
1943年札幌市生まれ。1970年北海道大学大学院理学研究科地質学鉱物学専攻修士課程修了。1970年北海道開拓記念館開設準備事務所。現在、北海道開拓記念館特別学芸員(理学博士)
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