出版社内容情報
朝日ソノラマのソノラマ文庫創刊から50年。最初期から、現代まで数千冊のライトノベルを読破してきた筆者が、ラノベ史上に燦然と輝く傑作や、なつかしの話題作など、選びに選び抜いた名作100冊を一挙に紹介するライトノベルのガイドブック。各作品の解説はもちろん、ライトノベルの歴史や時代性も俯瞰でき、ライトノベルをもっともっと読みたくなる本です。
内容説明
1975年のソノラマ文庫創刊から2025年現在まで、さまざまな進化を遂げてきたライトノベル。その歴史の中から100シリーズを厳選!読みたい理由とともにご紹介します。既に読んだよというラノベファンも、ラノベの入り口に立ったこれから沼落ちしたい人も。さまざまなジャンルを内包したライトノベルの世界へようこそ!SF、ファンタジー、青春ラブコメ、異能バトル…あなたの心を震わせる、ライトノベルとっておきが必ず見つかる!
目次
第1章 ライトノベル草創期
第2章 ライトノベルが花開いた時代
第3章 ライトノベルの広がり
第4章 ウェブ生まれの作品たち
著者等紹介
太田祥暉[オオタサキ]
1996年生まれ。静岡県出身。学生時代にエンタメ系ZINE「PRANK!」を主宰し、2018年に商業ライターデビュー。アニメやライトノベル系メディアで取材・執筆を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
27
朝日ソノラマのソノラマ文庫創刊から50年。筆者が選びに選び抜いた名作100冊を紹介するライトノベルのガイドブック。黎明期から今にいたるまでの期間に刊行されたライトノベルの中から100冊を選び見開きで作品の内容と解説を加えている構成。ゼロ年代など読んでいない時期も結構あるので自分が読んでいるのは半分くらいでしたが、懐かしいタイトルがいろいろと並んでいました。著者の作品の中でどれを選ぶのかでこれなのかなというのはありましたけど、その辺はラノベ定義論と一緒で人それぞれなので、誰がどう選んでも異論は出てきますね。2025/04/19
ひさか
23
2025年3月玄光社刊。1975年〜2023年に渡るライトノベルを扱っている。あとがきにもあるように、100冊は100シリーズのことなので冊数にすると1000冊くらいになり、全部再び読んだという。たいへんな手間がかかる力作。薬屋のひとりごとが2012年10月から刊行されていたというのは知らなかった。もっと新しい年代の作品かと思っていた。全てが網羅されているわけではないが、太田さんおすすめラノベ、ラノベ史観が面白かった。2025/07/13
スプリント
12
ライトノベル50年ですか。 幼少期にすでに古本でしか手に入らなかった作品も含め 読み返したい。読みたい本が多数。 個人的にはロードス島戦記、スレイヤーズ、フォーチュン・クエストなどが琴線に触れた。2025/05/03
kenitirokikuti
10
図書館にて。著者は1996年生まれのライター。過去に同人誌や共著でラノベ史的なものを書いているが、本書はひとタイトルに2ページで100を選んでいる。有る程度全体像に気をくばってはいるものの、まぁ半分は個人史という印象▲目次(作品リスト)がないので自作した。90年代はラノベ≒富士見ファンタジア文庫か電撃文庫ときどき角川スニーカー文庫だったが、だんだんTVアニメやコミック(やゲーム)の原作の比重が増えて…。なんて言えばいいかな、かつてラノベ的なものは主にラノベの上にあったのだけど、今は違うよね2025/06/18
碧海いお
10
70~90年代発行のラノベは殆ど読んだことがありませんでしたが、ライトノベルといえば男性向けが主と思っていたのですが、スレイヤーズ以外にも女主人公の物もあったんですね。それと、昔からファンタジーと学園モノが多いんですね。 ゴクドーくん漫遊記はアニメは見ていたんですが、古い分類ということを知りました。ライトノベルといえば未完が多いですが、この本に紹介をされている本でも最終巻が出ていないのがあるんですね…。 ISに関しては作者がお金にならないから出さないとSNSで発言して炎上させてましたしね。2025/03/25