内容説明
鬼、妖怪、もののけから、聖なる神の地まで、日本に脈々と息づく異世界を探訪。豊富な地図や図版によって、歴史の裏側・暗部を分かりやすく案内した。
目次
序章 政を魔から護ってきた都(江戸―龍脈が霊力を運び込み、多重の結界が護った百万都市;平安京―京都千二百年の歴史は、天皇の怨霊封じから始まった ほか)
第1章 霊を鎮め、災厄を封じる祈祷所(増上寺・寛永寺―歴代徳川将軍は死後、鬼から江戸を護っていた;比叡山―平安京を護るため、魔が封じ込められている山 ほか)
第2章 鬼・もののけが跋扈した痕(高千穂―天孫降臨の地で繰り広げられた鬼退治;大江山―鬼や土蜘蛛と戦った妖怪退治の雄・源頼光 ほか)
第3章 祈りを受け止める聖地(三輪山―入山を固く禁じ、祭祀を麓で行なった聖なる山;四国八十八ヶ所―広く浸透する遍路は、かつて補陀落渡海へ旅立つ地だった ほか)
第4章 異界・冥途と接する境(出雲―高層神殿、大量の祭祀遺物。「黄泉の入り口」の地の謎;熊野三山―死者までもが霊魂となって詣でた聖地 ほか)
第5章 呪い怨む人の念が渦巻く地(北野天満宮―醍醐天皇を恐怖に落とし入れた雷神・菅原道真の祟り;平将門の首塚―千年の時を経て、なお災厄を招く怨霊 ほか)
著者等紹介
志村有弘[シムラクニヒロ]
日本文藝家協会会員・相模女子大学教授。怪奇文学研究者。伝承文学・古典と近代文学の比較研究を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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