内容説明
アフリカの奥地で身を隠していたジェイムズ・リースは、旧友の元SEAL隊員で現在はCIA局員のフレディー・ストレインに発見され、リクルートされた。大統領恩赦で自由の身となる条件は、イスラム過激派を操る巨大ネットワークの黒幕を暴き、壊滅させること。成功報酬は脳腫瘍の完全除去だった。二人は最初の手がかりを追い、まずはモロッコへと向かうが…緻密なディテールと迫真の筆致で描く冒険アクション大作!
著者等紹介
カー,ジャック[カー,ジャック] [Carr,Jack]
元アメリカ海軍特殊部隊SEALの隊員。チーム・リーダー、小隊長、部隊長、任務隊隊長として、さまざまなSEALの部隊を率いてきた。海軍特殊戦で20年を超えるキャリアを積み重ね、2016年に除隊。2018年にジェイムズ・リースを主人公にしたシリーズ第1作『ターミナル・リスト』(ハヤカワ文庫NV)で小説家としてデビューした
熊谷千寿[クマガイチトシ]
1968年生、東京外国語大学外国語学部英米語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猿吉君
59
テロ組織のくそ野郎どもをやっつける、のは良いのですが。①上巻が主人公リースの逃避行と敵がやりたい放題やるだけ、ダレます。②とにかく早く脳の腫瘍取って下さい(爆)③後半スピードアップしてからは元シールズの作者の銃器へのこだわりとか凄い、でもストーリー的に先が見えちゃう。④ラストはお約束の展開、やはりアノ人そうなりましたか(>_<)点数75/100→おそらく皆さん読んでいるであろう暗殺者シリーズと比較すると物語や展開に厚みが意外性が無いかな、面白いしリースは魅力的なのですが。そして次巻翻訳があるのか心配。2025/02/02
tom
21
似たような物語にグレイマンシリーズがあるけれど、私にとっては、グレイマンの方がよほど面白い。グレイマンは、悲哀と悲惨が書き込まれているためかもしれない。本シリーズは、かなりの大味。続きがあるし、出たら読むかもしれないけれど、同じようなコメントを書くことになりそう。2024/04/09
み
20
下巻は勢いがありました^ ^が、何で、彼を退場させるの!!!3作目も翻訳して欲しい、まだ完結してないじゃん。2024/02/17
スー
13
12テロの全容を知るために重要人物の確保や情報の精査読み応えもありましたが所々ダレるところがあったのが少し残念でした。こちらはプーチン引退後に穏健派の大統領がウクライナやヨーロッパ諸国と友好関係を築き協調路線に舵を切るがそれに反発し強いロシアを夢見る者による陰謀という感じでロシアが舞台だと大体こんな話な気がするなぁ、協調路線のロシア大統領が実現する事を祈ります。今回では終わらず新たな復讐が始まるので次巻の発売を願います2024/04/21
Abercrombie
5
後半は普通の謀略小説になると思いきや、新たな燃料投下により、またもや主人公の復讐劇が始まってしまい(しかも復讐方法はやっぱり暗殺)、なんだかなぁという気持ちになる。原書は2019年の刊行だが、小説の中の方がアメリカ、ロシア、ウクライナの関係が良いのもなんとも皮肉。2024/02/19