出版社内容情報
弁慶、将門、為朝などの鉄人伝承の背景にみえる、製鉄文化とその信仰とは。
50年に及ぶ採訪調査と文献研究により、南島の島々の文化の奥底に通底する「日本」を再発見。南島(琉球)を「日本学」の一環として論じた、説話・伝承学の泰斗による、南島説話研究の集大成。
【目次より】
緒言――柳田・折口の学問を追う
第一部 伝承の始原
第一章 神口・神語りの誕生――ユタ・カンカカリヤーの成巫儀礼――
第二章 来訪神と在地神――久高島の来訪神祭祀をめぐって――
第二部 鉄人伝承の展開
第一章 鉄人英雄の最期――弁慶の「立往生をめぐって」――
第二章 将門の最期
第三章 為朝と琉球――八幡鍛冶をめぐって――
第三部 伝承の展望
第一章 八重山の伝承文化を歩く――石垣島探訪覚え書き――
第二章 「南島説話大成」の可能性――四十五年のフィルド調査のなかで――
資料編 「南島説話大成」試案
(一)「神話」伝承
(二)「伝説」伝承
(三)「昔話」伝承
(四)「世間話」伝承
初出一覧
跋――柳田・折口を知る仲原照子媼に逢う――
内容説明
五十年におよぶ採訪調査と文献研究により、南島の島々の文化の奥底に通底する「日本」を再発見。南島(琉球)を「日本学」の一環として論じた、説話・伝承学の泰斗による、南島説話研究の集大成。
目次
第1部 伝承の始原(神口・神語りの誕生―ユタ・カンカカリヤーの成巫儀礼のなかで;来訪神と在地神―久高島の来訪神祭祀をめぐって)
第2部 鉄人伝承の展開(鉄人英雄の最期―弁慶の「立往生」をめぐって;将門の最期 ほか)
第3部 伝承の展望(八重山の伝承文化を歩く―石垣島採訪覚え書き;「南島説話大成」の可能性―四十五年のフィルド調査のなかで)
資料編 「南島説話大成」試案(「神話」伝承;「伝説」伝承 ほか)
著者等紹介
福田晃[フクダアキラ]
昭和7(1932)年、福島県会津若松市に生まれる。國學院大学文学部卒業、同大学院博士課程・日本文学専攻修了。立命館大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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