出版社内容情報
博引旁証で知られる吉蔵は、多くの経典に精通していたが、なかでも法華経について最も多くの注釈書を著わした。『法華遊意』は自身の法華経研究の精髄を簡潔に整理した綱要書。中国の吉蔵による法華経理解の最適な入門書である。
本書では、『法華遊意』全文の現代語訳を段落ごとに掲げ、訓読文と注(端的な語句説明と出典の提示)を付すとともに、わかりやすい本文解説を施す。
〈目次より〉
序論―『法華経』と中国仏教
総序―開題序
序章 『法華遊意』全体の十章の構成
第一章 『法華経』の存在意義―来意門
第二章 『法華経』の根本趣旨―宗旨門
第三章 『法華経』の経題=妙法蓮華経の解釈―釈名題門
第四章 教判における『法華経』の位置づけ―辨教意門
第五章 顕教・密教による教判思想と『法華経』の位置づけ―顕密門
第六章 三乗と一乗―三一門
第七章 『法華経』の偉大な救済力―功用門
第八章 『法華経』の弘通―弘経門
第九章 法華部所属の経典―部党門
第十章 『法華経』講義の歴史―縁起門
法蔵館文庫のための解説
内容説明
博引旁証で知られる吉蔵は、多くの経典に精通していたが、なかでも法華経について最も多くの注釈書を著わした。『法華遊意』は自身の法華経研究の精髄を簡潔に整理した綱要書。本書では、『法華遊意』全文の現代語訳を段落ごとに掲げ、訓読文と注(端的な語句説明と出典の提示)を付すとともに、わかりやすい本文解説を施す。
目次
序論 『法華経』と中国仏教
本文解説 『法華遊意』を読む
総序 開題序
序章 『法華遊意』全体の十章の構成
第一章 『法華経』の存在意義―来意門
第二章 『法華経』の根本趣旨―宗旨門
第三章 『法華経』の経題=妙法蓮華経の解釈―釈名題門
第四章 教判における『法華経』の位置づけ―辨教意門
第五章 顕教・密教による教判思想と『法華経』の位置づけ―顕密門
第六章 三乗と一乗―三一門
第七章 『法華経』の偉大な救済力―功用門
第八章 『法華経』の弘通―弘経門
第九章 法華部所属の経典―部党門
第十章 『法華経』講義の歴史―縁起門
著者等紹介
菅野博史[カンノヒロシ]
1952年福島県に生まれる。1976年東京大学文学部卒業。1984年東京大学大学院博士課程単位取得退学。1994年博士(文学、東京大学)。創価大学大学院文学研究科教授、公益財団法人東洋哲学研究所副所長、中国人民大学客員教授。専門は仏教学、中国仏教思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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