内容説明
本書はフランスの不条理劇から遡って、両大戦間に登場した何人かの劇作家、さらにはイプセンの作品まで視野を広げることによつて、そこに見られるピランデリズムと時間表現がモダンドラマにどのような可能性をもたらしたのか、彼らが残した「地層」を発掘する。
目次
序論
第1部(フランス解放と不条理劇の登場;アルチュール・アダモフ;ウージェーヌ・イヨネスコ;サミュエル・ベケット)
第2部(「ベルギーの悲哀」;ミシェル・ド・ゲルドロード;フェルナン・クロムランク)
第3部(両大戦間という時代;モダン・ドラマと記憶喪失;モダン・ドラマと時間の反転)
結論
著者等紹介
小田中章浩[オダナカアキヒロ]
1958年岡山県生まれ。早稲田大学文学部卒業。同大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻博士課程在学中にベルギー政府給費留学生・フランス政府給費留学生を経て単位取得退学。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。専門‐現代フランス演劇、西洋演劇史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- GAME OF THE YEAR 20…