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内容説明
会員制情報誌『ベルダ』に18年に渡り連載したコラム全217本を採録。西部イズムのすべてが詰まった評論集。
目次
米中接近の可能性―日本は両者のはざまに落ち込むのか(2004・2)
改憲論議のあるべき姿(2004・3)
「免疫」を求める現代社会―政治、経済、文化の三題(2004・4)
三人の首脳と三人のNGO活動家―イラク人質事件をめぐって(2004・5)
「捕虜虐待」の意味するもの―「義なき勇」の愚かしさ(2004・6)
ダッチロールにはまった日米の外交(2004・7)
落ち目に入った小泉政権(2004・8)
あまりにも甘い改憲論議(2004・9)
郵政民営の愚行が始まった(2004・10)
夜郎自大に国連理事の資格なし(2004・11)〔ほか〕
著者等紹介
西部邁[ニシベススム]
1939年北海道長万部町生まれ。東京大学経済学部在学中に全学連中央執行委員として60年安保闘争に参加するが、後に左翼過激派と訣別。横浜国立大学助教授、東京大学教養学部助教授を経て東京大学教授に就任、88年に辞職。日本の保守論壇を代表する評論家、思想家として執筆活動を続け、テレビなどでも活躍。言論月刊誌『発言者』主幹、後継誌『表現者』雇問を務めた。『経済倫理学序説』(吉野作造賞)、『生まじめな戯れ』(サントリー学芸賞)、『サンチョ・キホーテの旅』(芸術選奨文部科学大臣賞)など著書多数。2018年1月に自裁(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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2004年から2008年にかけての評論集。この時期に著者が特に力を入れて論じているのは親米路線との決別と自主独立の必要性についてであると感じた。イラク戦争の失敗をはじめとしてアメリカの世界戦略が頓挫しつつあったにもかかわらず、当時の小泉―安倍政権は、アメリカに従属する方針を見直そうともしなかった。そうした為政者たちの姿勢を良しとするメディアや知識人、そして国民に対しても非常に手厳しい。このような奴隷根性を生み出した戦後日本の精神的病理を著者は指弾し続けたが、その声はついに届かなかった。2020/01/15