内容説明
米中対立を背景とした「民主主義」と「権威主義」の衝突。アジアはまさにその最前線ととらえられている。だがアジアでは、20世紀後半以降、世界中のプレイヤーを巻き込みながら、協調すべき領域を徐々に拡大してきた。地理的概念にとどまらず、アジアを共生に向けた発展モデルとするために、何をどう考えればよいか。様々な角度から切り込む。
目次
第1部 アジアの経済発展(アジア経済の発展と新たなフロンティア;アジアの経済統合の現況と課題;中国の経済発展と今後の制約要因 ほか)
第2部 アジアの産業とインフラストラクチュア(アジアのサプライチェーン再編とグローバル・リスク―エレクトロニクス・半導体産業を中心に;アジアの交通インフラ;アジアにおけるサービス経済化―課題と可能性 ほか)
第3部 アジアの課題と展望(日韓経済関係を巡る動向と課題―韓国の行方;経済発展と民主主義―デジタル化の光と影;経済発展と格差問題―タイを事例として ほか)
著者等紹介
小林尚朗[コバヤシナオアキ]
明治大学商学部教授
山本博史[ヤマモトヒロシ]
神奈川大学経済学部教授
矢野修一[ヤノシュウイチ]
高崎経済大学経済学部教授
春日尚雄[カスガヒサオ]
都留文科大学教養学部地域社会学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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