ハヤカワ文庫NF<br> 海の地政学 海軍提督が語る歴史と戦略

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ハヤカワ文庫NF
海の地政学 海軍提督が語る歴史と戦略

  • ISBN:9784150505325

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内容説明

古代ギリシャ・ローマの地中海覇権争いから大航海時代、日米の艦隊戦、中国・北朝鮮の動向まで、古今東西の海事史に照らしながら、世界情勢の鍵を握る海洋戦略を徹底解説。NATO軍最高司令官を務めた元米海軍提督が豊富な知識と経験を基に記した「シーパワー」論。解説収録/中西寛

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マルコ(Marco)

28
NATO最高司令官、母校の大学長も務めた著者が7つの海の経験、歴史、軍事政策を描き、読み応え満載。一章50ページ程なのに、1時間掛かり、1週間ジックリ攻略。何故海軍・軍艦が航空機全盛に於いて今だ重要性が高いか?が良く判る。これからの中国・北朝鮮の危険性や、ペルシャ湾(米読みでアラビア湾)の問題、ロシアのクリミア再侵攻も分かり易い。海賊対策でロシア・イランまで協力した事実は、日本で報道されず興味深く、プラ問題にも触れている。海は一つ、当たり前だが国際社会は何時気付くのか?さすがに地政学、の訳は強引過ぎ。2020/01/18

18
原題がsea powerなのに海の地政学はどうじゃろな…。NATOの最高司令官も務めた、アメリカ海軍を退役した大将による七つの海の情勢と歴史と自らの体験談。ちょっと翻訳がよろしくないかな。しかし海は1つとはいえ、アメリカホントに、何処にでも出張ってんな…と身も蓋もないことを思ってしまった。NATOとロシアが海賊問題を巡り共闘する姿が印象深かった。2020/01/18

masabi

14
【概要】元海軍提督の筆者が自身の経験と世界の海の歴史、海洋戦略を語る。【感想】最終章のアメリカが取るべき海洋戦略が興味深かった。シーパワーの生みの親であるマハンの理論を21世紀に即した形で応用している。自由な公海とそれを支える体制が結局のところアメリカの利益になると考えているようだ。2019/03/03

inarix

7
太平洋、大西洋、インド洋、地中海、南シナ海、カリブ海そして北極海。7つの海は無法者の海――。著者は1976年に海軍兵学校を卒業後海軍士官として始まり、最終的に欧州のNATO軍最高司令官を務め2013年に退役。実に37年間を米海軍の軍人として生きた。その経験を踏まえながら、海洋から見た地政学とそれが国際社会にどのような影響を与えているのか、今後どのような戦略が必要なのかを、歴史的なエピソードと自身の航海の経験を踏まえながら分かりやすく素描する。時々文脈がおかしいところがあるような?と思ったら、誤訳すか~。2019/03/03

akiakki

4
原題がSEA POWERのためかあまり地政学の話をしていないのが残念。海洋史と海を取り巻く現代国家の分析だった。2024/08/19

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