内容説明
アジアでの通貨・金融協力は、チェンマイ・イニシアティブやアジア債券市場の育成等で着実に成果をあげつつあるが、それは将来の通貨統合へとつながるのであろうか。世界金融危機でドル基軸通貨体制への不安が高まる中で、通貨統合はアジアの壮大な夢となりつつある。しかし、その実現のための条件は厳しく、またその道を阻む障害は大きい。安定したアジア通貨システム構築への提言。
目次
第1章 アジア通貨危機の発生原因:理論と現実
第2章 アジア通貨危機の本源的原因とその教訓
第3章 アジアの通貨・金融協力の現状と課題
第4章 世界金融危機を踏まえたアジアの通貨・金融協力
第5章 アジア通貨統合へのロードマップ
第6章 アジアにおける円の国際化への再チャレンジ
終章 通貨統合か人民元圏の誕生か
著者等紹介
中條誠一[ナカジョウセイイチ]
1949年、新潟県生まれ。1973年、中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。1993年、商学博士(大阪市立大学)。1993年、日商岩井株式会社調査室員、その後大阪市立大学商学部助教授・教授を経て、1996年より中央大学経済学部教授に就任し、現在に至る。日本国際経済学会(理事)、日本金融学会、日本貿易学会に所属。専門は、国際金融論、外国為替論。現在の研究課題は、アジア通貨危機および世界金融危機とアジアの通貨・金融協力、アジアの通貨統合、円の国際化、中国の人民元問題など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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