内容説明
伝統的貿易理論では説明しきれない産業内貿易・企業内貿易の体系的分析を試む。まず、産業内貿易の理論的背景、理論の発展、貿易測定の方法、測定の問題点などを論究し、次に、実証分析を行い、日本の貿易構造の特質を産業内貿易の観点から検討し、産業内貿易問題と国際競争力の関係を詳細に考察、日本では未だ研究不充分な領域の体系的分析を試みた労作である。
目次
第1部 産業内貿易の理論的側面(序論;産業内貿易の歴史的展望(比較優位論の歴史的展望)
現行の産業内貿易の展望)
第2部 産業内貿易の実証的側面―日本の産業内貿易の実証分析(日本の対世界貿易および対世界産業内貿易の概要;日本とアメリカおよびスウェーデン間の産業内貿易;日本とヨーロッパ5カ国間の産業内貿易;世界地域グループと日本の貿易構造と国際競争力;日本とアジアNIEs諸国の産業内貿易)