種生物学研究
外来生物の生態学―進化する脅威とその対策

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  • サイズ A5判/ページ数 376p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784829910801
  • NDC分類 471.71
  • Cコード C0045

目次

第1部 外来生物研究への招待(外来植物研究への期待―種生物学の課題;外来生物とは?;外来植物の渡来年代を考える:帰化植物と外来植物)
第2部 在来生物を脅かす外来生物(河原を侵略する外来植物シナダレスズメガヤの防除に向けて;オオクチバス等の外来魚を対象とした防除の現状:「モデル事業」の課題;時代とともに変遷する外来昆虫類とその生態的・社会的影響;ペット昆虫としてのクワガタムシ・カブトムシ類における外来種問題;生物多様性と人間生活を脅かす目に見えない侵入生物)
第3部 進化する外来生物(変わる外来生物―外来生物の進化;雑種性タンポポの進化;環境の変化がまねく移入と交雑;逆輸入雑草アキノエノコログサ)
第4部 これからの外来生物対策(外来植物のリスクアセスメントと新しい群集生態学;日本が輸出した外来種問題;外来生物とこれからの外来種対策―植物の場合)

著者等紹介

村中孝司[ムラナカタカシ]
ノースアジア大学教養部

石濱史子[イシハマフミコ]
独立行政法人国立環境研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1
(1)緑が多ければ多いほど良いという風潮はもはや時代遅れ。植被率が低い環境を好む生き物もいることを考慮しないといけない。だから「緑を増やそう運動」が一概に良いとは言えないとおもう。 (2)外来種を侵入してくる「悪」と捉えるのは考えもの。外来種が侵入してくることは何かしらの背景があって、その背景を考えることから始めないといけない。 (3)外来種を駆除したところで、在来の繁殖力の強い生物が繁茂し、外来種が繁茂していたときの種数と変わりなかったというデータがあった。これについては……うーん(考え中)2016/07/17

くろじら

0
ほぼ植物に関する内容だけではあるが,それなりにまとまった内容の教科書.しかし,外来種の導入の可否についてのリスクアセスメントについては,国内の自治体が参考に出来るようにもう少し詳しく丁寧に書かれていても良いのではないかと思った.大学の洋書輪読会で読んだInvasion Ecologyのような教科書に比べると,かなり物足りない.外来生物問題について,日本語で読める総合的な教科書が必要だと,あらためて思った.2017/02/06

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