内容説明
旧幕府軍兵士から明治の陸軍草創期に陸軍大将に上り詰めた男。陸軍大学校では戦略・戦術の教師メッケルに堂々と論争を挑み、西南戦争、日清戦争、日露戦争で活躍。華やかさは人に譲り黙々と戦った天才戦略家の半生。激しい時代を駆け抜けた明治の男の情熱とロマンあふれるノンフィクション。
目次
第1章 日露戦争に「今謙信」出陣
第2章 「幕府軍戦略」誤まれり
第3章 西南の役で頭角を現わす
第4章 白熱するメッケルとの戦術論争
第5章 明治の国防論争
第6章 山県第一軍の参謀長
第7章 第四師団長として
著者等紹介
篠原昌人[シノハラマサト]
1954年栃木県生まれ。学習院大学法学部卒業後フジテレビに入社。ソウル特派員を経て現在、報道部外信部にて国際衛星業務担当。著書に『知謀の人田村怡与造』(光人社)がある
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