出版社内容情報
混迷の世に光をもとめ、よみがえる伝奇小説時は室町時代、されこうべ党の暗躍で乱れに乱れる世。白鳥の玉に結ばれた正義の人々は、数奇な運命にもてあそばれつつ、ついに正義の戦いにたつ。幻の冒険名作。 小学上級から
内容説明
戦乱の世に光を!野武士の一味に国をうばわれた悲劇の兄弟。兄・萩丸は剣の道、弟・菊丸は面作りの道へ。正義と悪の宿命のたたかいが、いま、はじまる。波乱万丈!日本がほこる伝奇文学。ときは、戦乱の世。正義と悪がおりなす雄大なロマンが、いま、よみがえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
15
この作品は、音楽が大事だと思うのでヒャラリヒャラリラの笛の音をつけてほしいですね。装丁も良くこのシリーズには満足しています。挿絵もすばらしいです。笛吹童子の人形劇はどこまで続くんだろうと思っていましたがやっと結末がわかりました。昭和28年のラジオ放送もさぞかし楽しかったと思うのですがどうでしょうか。映画も観てみたいです。世の中が白と黒に分かれているという世界観もすばらしい。されこうべ党もいつかは復活するのでしょうか?応仁の乱というものは、既存の世界観を覆すものだったのでしょう。2020/09/26
zatugei
1
橋本治のあとがきが良い。ラジオドラマとしては知らない人はいないのに、北村寿夫という名前さえ伝わってこなかったのは、かなしいことだと思う。錦之助の映画で、毛利菊栄の怪演に驚いたが、あれは妖怪の婆さんだったんだ。2023/09/03
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
0
2003年10月21日
かくやす
0
子供の頃だったらすごく楽しんで読んだだろう。昔の時代に想いを馳せるのが心地よいです。2022/11/25