葱とわかめと油揚げ―私のむだなし料理百選

葱とわかめと油揚げ―私のむだなし料理百選

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784829201244
  • NDC分類 596

内容説明

素材と語り合うたのしさを…。まず料理が好きでなければ、もののよしあしがみえません。魚は真ん中のいいところだけが美味なのではなく、それぞれの部分に味のちがいがあり、その活用に思い至るとき、1つの眼がひらかれます。捨てられても不思議のないもの同士を集めて、丹念に炒めたり、煮たりするとき、しみじみとものへの愛情がわきます。ケチ料理というのは、たっぷりの心ぞえなくしては、おいしくできないのです。

目次

身近な野菜・私流の工夫(茹子;南瓜;胡瓜;とうもろこし;ごぼう;れんこん;大根)
旬の味わいを大切に(春の山菜;蕗;筍;わかめ;鰹;みょうが;秋の味覚銀杏・里芋・栗)
身近な魚・それぞれの味(鰯;鱈;鮭;いか)
語り伝えたい日本の味(豆腐;こんにゃく;納豆)
昆布と梅干しの復活料理(昆布;梅干し)
とっておきの常備菜とその使いみち(山椒;青南蛮;花わさび・夏柑・すぐりなど;私の数少ない肉料理から)
懐しいおやつ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ringoringo

9
読友さんの感想を読んで読みたくなった本。レシピ本としてだけではなく、食べ物に対する思いなどが伝わり、食材を大切に扱うからこそ考えられたレシピの数々だと解りました。言葉遣いも美しく、作られた料理の写真も綺麗で、こういう料理を昔ながらの家庭料理と言うのだろうと思いました。2015/10/20

きりぱい

8
作り方だけが簡潔に語られる。地味ながらほっとする家庭料理という感じで、南瓜の白みそスープ煮や昆布〆鱈のバター焼きなど早速作ってみたい。一見普通に見える人参サラダも、梅酢、赤ワイン、ケチャップと赤オンリーの調味で、千切りに、芯の黄色い部分はおろし、玉ねぎとにんにくのみじん切りとで和え衣にするのがニクイ小技。アーモンド粉が多用されているのは意外。くせがなく味に深みを与えるそうな。肉料理が2品しかないのも珍しい。いちじくの甘煮の煮加減で「そのへんの微妙な感じはちょっと書き表すことができません」とあるのが面白い。2012/11/27

ぽわぽわ

0
あらためて料理という物のおもしろさ、大事さを感じ取りました。食べる事は本当に大切です!2016/06/21

はげまる

0
テレビの料理番組で阿部なを先生を見ると、その凛とした言葉やオーラと手際よく作られる季節を愛おしむ料理に見とれていました。この本はそれを具現化したような本。本の最後の著者紹介に、人間国宝の人形作家さんに半世紀師事されていたと書いてあってビックリ。今年は山椒の実を黒砂糖と醤油で煮て、小鰯入りのおから作ってみたいなあー。

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