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内容説明
こんな噂を知ってるかい?―ぐるぐる渦巻きの中心では、全ての謎が謎でなくなり、そこにはどんな難事件でも解決できる名探偵が住んでいる―今日も誰かが迷い込む、螺旋状の一本道。その先に待つ、古びた洋館。黒い子猫に導かれて中へ入ると、銀髪で真っ白い肌の人間が読書をしている。つまりは、この人が…?「残念ながら、僕は探偵じゃない。僕の名は“カタリ屋”だよ。ようこそ、世界の中心へ」第2回ヤングミステリー大賞“竹河聖賞”受賞。暴力女子高生、緑の警官、そして白すぎる男(女?)。世界の中心を巡る者たちの、不可思議なオトギ話。
著者等紹介
上田志岐[ウエダシキ]
1979年2月9日生まれ。大学に進学するも中途退学。第2回富士見ヤングミステリー大賞“竹河聖賞”を受賞し、小説家への一歩を踏み出す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミホ
12
ぐるぐる渦巻きの名探偵第一弾。中学時代に友人が面白いと言っていて、それがずっと頭に残っていて積んで漸く。何冊かシリーズ続くようなので完読目指しつつ、この不可思議お伽話は全て解明されるのでしょうか。最初は怪現象だらけのストーリーなのかと思いましたが、ミステリーが始まり死人もでて謎が謎をよび怪現象に落ち着いたという認識。ファンタジーとはちょっと違うのかな…怪しさが多めである。多分次巻も彼はボコボコにされ、言い争いがあり、謎の麗人は相変わらず怪しいのだろう、彼女の存在も気になるんだよなぁ。2019/12/28
青海
1
他の方も書かれているように「名探偵がいるから、そこに事件が起きる」といったもので、探偵物のメタを最初に眼にした記憶が残っている。ただ、基本設定が設定なだけにコレをミステリーとは呼べないだろうと思う
イノ
1
事件があるばしょに遭遇するのではなく名探偵のいる場所に事件が集まってくる、読者に推理させる気など毛頭なく、事件を解決するが謎解きは読者の満足するものではないといかにも富士ミスらしい作品。2011/05/20
みやこ
1
小学生のとき生れて初めて自分で買ったラノベ…だったり…
aiyoshi
0
続巻を古本屋で探す気にはならない…。2008/12/14