出版社内容情報
弟子アルトとの旅を続けるセツナは、想いを通わせた竜の娘・トゥーリと別れたあと、森で疲れ果て座り込んでいる男と出会った。男の名はサイラス、なんでも国で宰相暗殺疑惑をかけられ、「騎士」をはく奪されたうえ、転送魔方陣で跳ばされてきたという。悲嘆にくれるサイラスだったが、セツナは、サイラスの追放は、毒を盛られた国王のため、ひそかに解毒剤を持ち帰る使命を託された、という真相を見抜く。「国に戻りたい」というサイラスの願いを聞き入れたセツナは、アルトとともにサイラスの故国・リペイドに向かうことにするが、リペイドへ続く洞窟には、トゥーリに関係するある人物が待ち受けていて……。セツナは国と国の陰謀を解決し、サイラスを救うことができるのか?
内容説明
セツナは、森でサイラスという男に出会う。疑惑をかけられ国を追放されたというが、セツナは、その追放劇は罠に嵌められた国王を救うために仕組まれたものだと見抜く。セツナはサイラスらと彼の故国リペイドに向かうが、道程に立ちはだかる魔の洞窟に、意外な人物が待ち受けていて…。セツナはリペイドの国難とサイラスを救うことができるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さなえ
6
リペイド編。サイラスやリヴァイル、リペイドの皆さん登場。ガイロンドとかガーディルとか嫌な国が多い。改変部分も納得。加筆部分も興味深い。リシアと冒険者ギルドの関係は公ではないの?2022/06/23
ソルティ
4
セツナとリヴァイルの掛け合いが楽しかった。2023/04/02
瀬々
3
あとがきにもあったように、世界情勢などが描かれた巻でもありました。セツナの好悪の感情が今後いずれかの国の存亡に関わったりするのでしょうか。セツナが自分という存在を「何」と定義するのか見守りたいと思います。3巻もアルトが大変可愛かったです。2024/04/19
よまイ
1
Web版に比べて描写がより詳細に描かれていて、例えばサブイベントの背景や人物のやり取りがわかるようになり、よい補完がされていると感じた。2024/10/02
beryl
1
この巻は、戦闘場面も多く、これまでより他の異世界小説の雰囲気に似通ってきたが、個人的には一番楽しめた。 この小説は、バディもので弟子の獣人の成長物語が主題なので、主人公の半端ないチートさに目くじらを立てても仕方がないと思った。その分、弟子との関係をより丁寧に描写してほしかった。とくに出会った騎士を助けて故国に送ろうと決断した理由が弟子に一言、声をかけられただけでは少し違和感が残った。主人公は、これまで、何より弟子の安全と成長を優先したきたから、リスクをとる理由が弱いと思った。 次巻にも期待したい。2023/03/26
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