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内容説明
いつもと変わらないはずだった放課後…それは起こった。突然、肩ごしに伸びてきた手が下足箱のふたを閉める。「声をたてるな。ひとこともだ」制服の背中ごしに伝わる声の響きと体の熱で、相手の近さを実感し、由貴は動けなくなる。―これが、ごく普通の女子高生・青野由貴が“誘拐”された瞬間だった。“誘拐犯”高嶋要は由貴の手を握り、呟く。「オレがお前を守る」そして二人の、後戻りできない逃避行が始まった!ハイスピード・エスケープ・ノベル、ここに登場!―あなたは、誰かの手を、離せないと想ったことがありますか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
5
図書館
静間
5
ボーイミーツガール。サバイバル男子と天然系お嬢様が追われ、抵抗し、解放されるまでの物語。こういった物語だと、女の子が翻弄されるお話になりがちだけど、このお話では由貴の心の成長が良い。幼い時のトラウマと絡めて、受信専用のPHSしか持たせてもらえない彼女が守る為に銃を握るまでになる。そして彼女がもう一人の主人公要と信頼関係を構築する。「ブラインド・ウォーク」や「メロス」の引用も秀逸。スピード感があって、樹川さんならではのイロモノキャラクタも出てきて、何度も読み返してしまう本。またこんな本を書いて欲しい。2012/12/15
カシヤ
4
箱入り娘と不良男の逃避行。ご都合主義な展開の連続でしたが、ボーイミーツガールで突っ切ってくれたのは爽快。もっと掘り下げたら面白そうな設定とキャラクターだったので、単巻で終わってしまうのは惜しいかな。2014/07/08
作楽
3
再・再々読。大好きな本です。要くんもかっこいいけど、ユキちゃんも芯が強くて、優しい子なので、何度読んでも最後に気持ちいいんだなぁ。2010/11/09
さっちゃん
2
何度めか数えてないぐらいの再読。 ボーイミーツガール、サバイバル能力あり男子高校生、ともう萌え萌え要素がいっぱいで、ほんとに大好きな一冊。 個人的には映画化してもいいぐらいの本だと思ってます。 こういうテイストの本を樹川さんにもっと書いてほしいな・・・。 2012/04/15
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