内容説明
日本において死者のために壮大な墓を築く風習が盛んであったのは、4世紀から7世紀にかけてであり、莫大な数の古墳が築かれ、その大半が最後の100年間に集中している。当時の社会がいかに古墳の造営に熱狂していたかを察することができ、古墳の造営という行為に、現代人が常識的に理解する墓づくりとはまったく異なった重要性があった。
目次
古墳文化の成立(古墳と古墳時代という用語をめぐって;考古学用語と地域名;北九州の弥生墳墓と古墳発生の問題;日本の古代文化―古墳文化の成立と発展の諸問題)
古墳時代の展開と終末(古墳と古墳群―古墳の史料的把握への一試企;葬法の変遷よりみた古墳の終末;終末期古墳;群集墳と古墳の終末;前方後円墳と平城京の三山;古墳時代後期以降の埋葬地と葬地―古墳終末への遡及的試論として)
著者等紹介
森浩一[モリコウイチ]
1928~2013年。大阪市生まれ。1951年同志社大学文学部英文科卒業。1957年同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。大阪府立泉大津高校教諭、関西大学講師を経て、1972年同志社大学文学部教授。1999年同志社大学を退職し、同大学名誉教授。2012年第二十二回南方熊楠賞受賞。2013年8月6日逝去(八十五歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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