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内容説明
王宮を覆い尽くす燃え盛るような剄の煌めき。天を突き焦がす剄が侵入者を威嚇する。この日のために槍殻都市があった。この日のために、全ての武芸者、全ての天剣授受者が存在した。「退け。絶対に通さない」。ハイア、クラリーベルを加えた12の天剣たちの絶技が戦場を蹂躙する。しかし、グレンダンに降り立った災厄の前に、一人、また一人と倒れていく天剣たち。絶体絶命の、その時―。「戦う理由が、僕にはあります」全てを賭けた戦いの行方が、“強すぎた少年”の手に託される。
著者等紹介
雨木シュウスケ[アマギシュウスケ]
ライトノベル作家。第15回ファンタジア長編小説大賞佳作「マテリアルナイト―少女は巨人と踊る」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KEI
8
購入。あまりにもレヴァンティンが異質すぎる。同じナノセルロイドでもマザーIはまったく別の次元で存在しているみたいだ。これ、やっぱりアイレインの眼とリーリンの犠牲無しに勝てないんじゃない?で、リーリンを庇って女王が犠牲になるって感じが見える。ただ、正直なところ前の2冊で水を差されたため、イマイチ入りきれなかった。彼の登場と師との共闘。そして家族との再会。ここの流れはとても良く、そのお陰か徐々にテンションが戻って来た。願わくば「スカーレット・オラトリオ」のときみたいな熱い気持ちになるような下巻を読みたい。2012/07/26
maito/まいと
7
天剣が当たり前のように散っていく、もはや異次元バトルすぎて、読んでる側の測定感度がマヒしてる。この手の作品って、強さを把握したり、勝つすべを考えたりするもんだけど、見守るしか出来ないわ、コレ(汗)ハイア・クララが天剣なのが違和感だなあ、アイツラこの前までレイフォンと闘ってたり、学園生活満喫してたじゃん(苦笑)あ、これも感覚マヒの影響か・・・さて、レイフォンがラストに参戦したけど、これどうやって終わらせるのやら。2012/07/20
梅みかん
6
レヴァンティンとの戦いで何人もの天剣授受者が倒れていく。 そんな中、自分の意志で動くようになったレイフォンが進んでいく。続きがすごく気になるところで終わってるから、早く読みたい。2016/08/22
彬
6
思えば遠くにきたものだ。一巻を読んだとき、きっとこれから学園物らしく隊長の空回りっぷりやフェリのやる気のなさやシャーニッドのとりとめのなさを紡ぎつつそれぞれの欠点を補い、特出した才能を持つレイフォンは剣を持つ理由を見いだして都市対抗戦でハッピーエンドというのを考えていた。これはよい青春物を見つけたと思っていた。思えば遠くにきたものです。……いやどうしてこうなったんだろう。世界の謎というのは構成要素として面白いと思うのですが、本編との混ぜ方が下手ですよね、もうちょっとこう、なんか上手くならなかったのかなあ!2012/07/20
まーや
6
久々の本編!!久々過ぎてなんでレヴァンテインと戦ってんの?とか考えていたけどもともとそういう目的をもってましたもんね。短編集で大分人間らしくなったようにい思えたけど…。にしても天剣の皆さんが次々死にまくってて…サヴァリスの最期はいかにも彼らしい最期だったね。あとレイフォンとリンテンスのコンビにはテンション上がるよね!!上下構成なだけあって続きが気になるよ!!2012/07/22