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内容説明
「光くんは私と結婚するの!これは決定事項なの!」そんなことを堂々と語る幼なじみ・朝日奈紫とともに古びた神社で見つけた古文書の中に吸い込まれてしまった水原光。見知らぬ地に放り出された光を助けてくれたのは、都の守護者を自称する狐耳の美少女だった。彼女は呆然とする光に言い放つ。「無能だな。ご主人さまに対してその態度は何だ」気がつけば毒舌狐耳美少女の召使いにさせられ、それでも幼なじみを捜し回る光が巻き込まれるのは、陰謀?それとも修羅場?「僕はただ、心静かに暮らしたかっただけなのに…」異世界修羅場ラブ&アクション、堂々開幕。
著者等紹介
春日みかげ[カスガミカゲ]
2009年、「織田信奈の野望」(GA文庫)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
16
織田信奈の人ですね。この作者さんの文体は、むしろこういうユルユルな物語に合っていると思います。難しいことを考えることなく、頭空っぽにして読む、いわゆる飲み物系ラノベ。可愛いヒロインズと主人公のドタバタを生暖かく見守るのが、一番適した読み方ではないかと。ちなみに一応平安時代が舞台になっていますが、そういう時代の空気を求めてはいけません。完全に別次元の世界です。それにしても信奈の主人公といい、光や紫といい、飛ばされた世界への順応が早すぎだろう(笑)2013/04/09
ユウ@八戸
4
パラレル源氏物語、はじまりはじまり。…相変わらず文章はうまいとは言えないうえ、またトリップものかとは思うものの。設定はいいしイラストは可愛いので二巻に期待。信奈も二巻はよかったしね2012/02/20
ブー
3
中古本にて購入。同著者作品「織田信奈の野望 安土日記」を読んで、興味を持った。こちらも、某陰陽師等々が、獣娘化した物語!ベースは「源氏物語」!基本、ハーレム・ラブコメが基本でしょうか。萌えあり、ラブコメあり、異能バトルありと、ザ・ラノベ!って感じの作品です。なにも考えずに読むにはちょうど良いかも・・・ちょっとコンプしてみようと思います!しかし、ねこたま!可愛いですね。もちろん「安土日記」にも出演してました!2015/11/05
無銘
3
平安時代風異世界に召喚され、狐耳美少女な安倍晴明の式神になって修羅場ハーレムと怪異バトル。挿絵効果もあり、晴明が実に可愛いくてナイス。しかし殺伐とした世界観の割に人物がことごとくユルいので、終盤なんか状況の割に危機感を感じなかった。光はあの達観した風を装ってるが実態はどうしようもないほどに愚かしい性格や、頻繁に入る寒いノリツッコミが個人的に合わなかったので微妙。2012/07/05
1_k
3
織田ノブナでも思ったのだが、時代設定をわざわざ限っている割には、拘りが全くない作風っすね。舞台を現代にして、全く同じキャラで、実はこんな裏社会があって……みたいな設定で同じストーリー展開にしても完全に成り立つよね。だって、その世界・時代設定独特の空気感を出す気がゼロなんだもん。ゼロ魔とか傑作になると、そのあたりのカルチャーギャップをうまく描いている。登場させる人物にしても、おお、この人物をこう使うとは、その発想はなかったわ! と思える人が一人もいないっす。なんのひねりもなくて、全体的に発想がイージー。2012/02/25