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内容説明
「―つまり、貴方の男としてのランクは『中の下』です」変態の誉れ高い、聖☆ジュウゾー学園高校には、恋人を作ることを目的とする「カップル試験」がある。学園一の美少女を狙っていた、自称イケメン最終兵器の瀬木成道だが、美人教諭の「中の下」発言で失意のドン底に―。人はどこまで強くなれるのか。真実の愛とは何か。本作は、それらを熱く問いかける問題作である!…あの、これ、第21回ファンタジア大賞“金賞”受賞作でして。
著者等紹介
長岡マキ子[ナガオカマキコ]
1982年、東京都生まれ。埼玉県さいたま市在住。『中の下!―ランク1.中の下と言われたオレ』で第21回ファンタジア大賞金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野
6
図書館で発見。タイトルが面白そうだったのでチャレンジしてみました。王道ラブコメ。ラノベをあまり読まない私ですが、普通に楽しめました。主人公の濃さに馴染み始めると、あれこいついいやつじゃない?ってなりますね(笑)黒川のキャラが面白い。明らかに著者は女性だなぁとも思った。続巻も機会があれば読もうかな!2013/02/17
KUWAGATA
5
一昔のラブコメといった風体(実際に一昔前の作品なんだから当たり前)。主人公の祖父である学園の理事長のキャラや、全然イケてないくせに自信過剰な主人公など、はがない以前のテンプレ主人公という感じですね。現時点での主人公は、本当につまらない人間ですが、ここから彼の成長が描かれるのか、それともこういう人間のままで話が進んでいくのかで、この作品に対する個人的な評価は大きく分かれることになると思います。ちなみにヒロインズでは、いきなり割って入ってきた恵比寿がなかなか捨てがたい(笑)2014/05/07
KEI
4
購入。ファンタジア大賞の金賞ですって。序盤の主人公のナルシスト行動・言動のイタさに読むのがつらかった。しかし、自らの評価を「中の下」と言われ、自分を客観視できるようになってから面白さが増しました。確かに、最後まで読まないと、良さがわからない。主要女の子全員にモテる、のテンプレではありますが、次巻の臨海学校と3人目のお嬢様キャラが気になるので、期待。2010/03/23
タカユキ
3
序盤が辛かったけど、乗り越えれば普通のラブコメ。なんだ、ファンタジア大賞…変わっちまったな……2010/02/22
柏葉
2
「オタク荘」シリーズの長岡マキ子のデビュー作。ナルシストで自己中でポジティブというより周りが見えていない主人公が、目標とする同性を見つけ好きな子のために何かをしてあげることを覚え、と少しずつ成長していく姿が面白い。ラブコメによくある「こんな女子いねーよ!こんな言動、現実じゃしねーよ!」感がなく、地に足がついている。それでいて設定ばかり突飛でライトノベルしている。さくっと軽く読めるのでつまみにぴったり。夢見る男子にはきついかもしれないが、女子が都合のいい存在になってない珍しい良質のラブ学園コメディです。2015/03/21
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