抱く女

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104667048
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

この主人公は、私自身だ──。1972年、吉祥寺、学生運動。女性が生きることに不自由だった時代の女子大生を描く永遠の青春小説。

この主人公は、私自身だ――。1972年、吉祥寺、ジャズ喫茶、学生運動、恋愛。「抱かれる女から抱く女へ」と叫ばれ、あさま山荘事件が起き、不穏な風が吹く七〇年代。二十歳の女子大生・直子は、社会に傷つき反発しながらも、ウーマンリブや学生運動には違和感を覚えていた。必死に自分の居場所を求める彼女は、やがて初めての恋愛に狂おしくのめり込んでいく――。揺れ動く時代に切実に生きる女性の姿を描く、永遠の青春小説。

内容説明

「抱かれる女から抱く女へ」とスローガンが叫ばれ、連合赤軍事件が起き、不穏な風が吹き荒れる七〇年代。二十歳の女子大生・直子は、社会に傷つき反発しながらも、ウーマンリブや学生運動には違和感を覚えていた。必死に自分の居場所を求める彼女は、やがて初めての恋愛に狂おしくのめり込んでいく―。著者渾身の傑作小説。

著者等紹介

桐野夏生[キリノナツオ]
1951年金沢市生れ。成蹊大学卒。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で不人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、10年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、11年同作で読売文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

490
タイトルは、リブ運動のスローガンの1つである「抱かれる女から抱く女へ」から。ただし、本書にも初期のリブ集会の場面が描かれているが、それは全体を構成する要素の1つであり、主題を背負うのは各章題に用いられた1972年という時代そのものである。連合赤軍によるあさま山荘事件は、まさにこの年の出来事だ。'70年安保が終わり、学生運動は目標を失い危機に瀕していた。その行きついた先が内ゲバであったことは、何とも痛恨の極みである。この年は著者の桐野が学生時代を送っていた。本書は、まさにその時代への鎮魂であったのだろうか。2018/10/02

ナイスネイチャ

210
図書館本。1970年代の学生運動、安保闘争などを女子大生の目線で描かれてました。内ゲバ、ノンポリ、セクトなどネットで検索しながら読み進めないと当時の状況が把握しづらい内容でしたが学生の閉塞感や男尊女卑が残る当時の時代背景が印象的でした。2016/05/04

starbro

194
桐野夏生はコンスタントに新作を読んでいる作家です。一世代違うので70年代はリアルに感じられませんが、時代の雰囲気を満喫し、一気読みしました。著者の私小説的な部分もあるのかも知れませんが、40年後の今何故この小説を書いたのかが良く解りません。40年以上経っても女性の立場が変わっていないと主張したいのでしょうか?確かに酷いですが、未だに『公衆便所』という言葉は普通に残っています。解りやすく解説出来る方はご教示願います。2015/07/14

ミカママ

181
私もあとン十年早く生まれてたら、こんな生活を送ったのかしら。従姉の本棚から『二十歳の原点』や樺美智子さん周辺の本をくすねて読んだ日々を思い出す。ただし、この主人公・直子は全然毅然としてない。理想だけは立派、でも流されるだけ、の生き方が私自身を見ているよう(泣)オトコに求められれば満足して自分を与え「抱かれるんじゃなくオトコを抱いているのだ」とうそぶき、学校へも行かず雀荘やジャズ喫茶に入り浸る。ラストは兄の死に会いながらも…あの「熱かった時代」を知るにはいい1冊。でも、若い世代には難しいだろうなぁ。2015/08/16

優希

131
70年代をリアルには知りませんが、学生運動で毎日が戦争だったとは聞いています。女性の立場は低く、男性優位の社会の中で、社会に傷つきつつ、違和感を抱く直子の立場が強い輝きを放っていました。自分の居場所を求めながら、恋愛へと身を投じるその姿は「抱かれる女から抱く女へ」と掲げられたスローガンのように恋愛との戦いにもがいていたように感じます。女性が生きづらい時代に、自分の居場所を求める直子が強くなっていく姿に共感しましたし、その後の未来も知りたいと思いました。2017/01/18

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