富士見ファンタジア文庫 アビスゲート〈２〉深きを夢見る淵の王

神坂 一【著】

富士見書房（2008/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 270p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829132791
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

“―イスマイト…”薄闇に広がる海の中、王が目を覚ますとき、新たな災厄が発生する…傭兵のクラウスたちは、淵海孔の発生に黒い衣装をまとった謎の集団が関係していることを突き止めた。そして、シャローム王国内においてのみ、出現頻度が急増していると知る。そんな中、フォックスから、少女のような学者・エイミイの護衛と謎の集団の追跡を依頼されたクラウスは、叔父のルグナードらと捜査を開始。真実に一歩近付いたとき、ある異形がクラウスの過去を口にする！！『マタ会ウ機会ガアッタラ話ソウ』淵の王、黒の集団、過去…すべてが交差するとき、大いなる謎が明らかに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[K-Wing]

なんかえげつないな…。　記憶はあるけど価値観が全く別物に変わるってあり得るのかな。

2016/10/27

[木花咲耶]

前巻が世界の説明に終始していたのに対して、話が動き始めた感があります。世界の秘密が敵方と味方両方から説明されるため、読者が一番世界に近いという感覚があって、その分、主人公達の動きにやきもきさせられる焦燥感。ライトな描写の割に世界観をきちんと作っているこの作者の特徴です。 戦闘は相変わらず、まあまあ強いレベルの主人公なので頭と体を使って頭脳戦の様相。ここらへんもこの作者の特徴です。

2013/05/04

[アオイ模型店]

『ハリ湖の近くにある街アラオザル』に思わず笑ってしまうのは、多分ニャル子さんの責任。

2012/11/09

[しゅう]

読了。短期決戦なのか、回り道なしの一直線で、話が非常にコンパクトにまとめられている。で、この作品世界は六（七？）大魔王のどの世界でしたっけ？

2012/07/27

[treefolk]

さて、一気に話が動きました。話を展開させる上で、登場人物の無駄遣いをしてないんですよねぇ。それにしても後書きは…、四条貴音に「面妖な」と連呼させてれば、作者昇天するんじゃね？

2011/11/18