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内容説明
「ノヴィア、そんなに吠えると、ジークに嫌われるぞ。蔵の番犬みたいだぞ」。「い、犬…。泥棒猫みたいな人が、何を言うのっ!」あの頃の私たちは喧嘩ばかりだった。今ならその理由がわかる。キリが私にないものをたくさん持っていたからだ。自由で、強くて、誰とでも仲良くなれて。それでも、私にとって初めての同い年の仲間だったし、本当はキリと一緒に行ってみたかった。ジーク様が言っていた「全てが終わり、全てが始まる場所」―そう、海へ…。大幅加筆で生まれ変わった、大人気ファンタジー長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キーツ(Nob Arakawa)
9
たまらんですな。わかってても涙腺崩壊ですやん。そしていよいよ次巻で物語はいよいよ終結の詩を奏でると言ふ。思い入れのある作品の最終巻はいつだってそう。終わって欲しくない想いと、もっと旅が続いて欲しい想いの葛藤は読み続けてきた読者ならではの境地。さぁ覚悟を極めて最終巻に着手するとしますか!2017/03/21
なしかれー
6
シリーズ6作目。海を目指す話。今回は、ノヴィアと同年代の女の子が旅に加わり、賑やかな旅となる。自分の正義が必ずしも人の正義と一致しないということは、言葉で理解していてもなかなか受け入れ難いことであると思う。自分のためではなく、人のために立ち向かえることは、人の強さであり、弱さでもある。だからといって、立ち止まるのではなく前進しようとする意志こそが強さなのではないかと思った。2013/06/16
hirabat
3
行き着く先がわかってるメインより、未来が見えない中あがく脇役たちが気になる。2011/03/24
ken-chang
1
既読2024/05/26
紺
1
たくさんの思いが混ざり合って、みんなが海を目指す。みんなが旅の途中で、みんなが誰かに想いを託して死んでいく。圧倒されるわ。次はいよいよ最終巻、さあ答えを見せてくれ2012/09/08