内容説明
無益さにこそ価値がある!役に立たない文学や芸術を愛せる人間になるために!グローバル経済、利益中心、効率優先…大切なものはどこへ行った?錚々たる古の文人・思想家の言葉をたどり、生きる意志を再発見する。
目次
第1部 文字は“役立たず”だが“役に立つ”(もたざる者は、在るべからず;利潤をもたらさない知は、役立たずである!;「水ってなんだ?」―フォスター・ウォレスの小話 ほか)
第2部 企業としての大学と、顧客としての学生(国家の「撤退」;学生は「お客さま」;企業としての大学と、会社員としての教員 ほか)
第3部 所有することは殺すこと―人間の尊厳、愛、真理(古典の声;人間の尊厳―富の幻想と知の身売り;所有するために愛することが、愛を殺す;真理を所有することは、真理は殺すこと)
著者等紹介
オルディネ,ヌッチョ[オルディネ,ヌッチョ] [Ordine,Nuccio]
南イタリアのカラブリア大学で教鞭をとる。ルネサンス文学、とりわけ16世紀の哲学者ジョルダーノ・ブルーノの専門家として、世界的にその名を知られている。本書は著者が専門外の読者に向けて執筆したはじめての著作であり、2021年時点で22言語、世界32か国で翻訳・出版されている。イタリア本国では10万部を超えるセールスを記録した
栗原俊秀[クリハラトシヒデ]
1983年生まれ。翻訳家。第2回須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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