内容説明
『赤い小人』、『メテオール（気象）』などの作品で知られる著者による、人生へのエスプリに満ちた短篇集。インドで迎えたクリスマスの思い出話「星に物乞いする男」、美少年との同性愛への賛歌「アフリカの情事」、レジスタンスの“闇の世界”を描いた「花火製造あるいは記念日」、天地創造の寓話「音楽とダンスの伝説」他、全２０篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
caster1
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たった２Pだけど濃密な愛の物語「危険な憐憫」が1番好き。『情熱（パシアン）、忍耐強いこと（パシアン）、受身（パッシブ）、病的な（パトロジック）、悲壮な（パテティック）。共通の語源をもつこれら五つの語は、それぞれの事実として現れる時には、しばしば残酷な形で現れるものである。』2010/04/08
吉田
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えらいバラエティーに富んでる短編集。2009/09/02
