マレンカ

マレンカ

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784828840246
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

内容説明

1926年5月のある嵐の日、ドイツの小さな地方都市ピューリッツ(現在はポーランド領)で女の子が生まれる。父親のいない私生児。ポーランド人の祖母はマレンカ(雷)と呼び、ドイツ人の母はマルゴットと呼ぶ。1939年に勃発した第二次大戦終戦の混乱の中で、彼女は死んだ親友になりかわり、偽りの人生を歩むことになるが。―戦争によって国家も、家族も、自我さえも引き裂かれたドイツの悲劇を躍動感溢れる文章で描く、ベストセラー作家の代表長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

林芳

1
とても良い物語だった。時々今は読まれなくなったしまった海外小説に掘り出し物のような作品がある。これもそう。舞台はドイツ。時代は終戦を挟んだ10年ほど。主人公は少女から女性へと変化していく年齢のマレンカ。加害者でもあり被害者でもあるドイツ人のマレンカが終戦により物事が大きく変わっていく時代をどのように生きたかをドラマチックにそして丁寧で繊細に描いている。食べていくことは切羽詰まったことだけれど、自分のアイデンティティはどこに着地させて、前に歩いて行けばいいのか?偶然もあるけれど自ら考え選択していくマレンカ。2026/01/11

kocho

1
私生児として生まれ、祖母に育てられた女性がナチス政権、第二次世界大戦、戦後ドイツをたくましく生きていく姿を描いた小説。特に、戦争末期の混乱期からイギリス占領時期がストーリーがドラマチックで描写も生き生きしており面白い。 主人公は自ら学び、自立して生きていこうとする新しい時代の女性。そんな女性の胸にしばしば旧世界を生きた祖母のことわざが響く。祖母の「身の程をわきまえ、慎重に生き抜け」ということわざに主人公は反発したり、心打たれたりする。この点が語り口を立体的にしていて面白い。2017/01/11

dumpty

1
主人公の祖母アンナ・ヤーロシュの言葉がいい。全部書き写したい。「後ろから馬に飛び乗るやつは、前につんのめって、泥んこになるのがおちさ」2005/08/06

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