出版社内容情報
1980年代、電電公社(現NTT)が独占していた電話機市場の解放を目指した著者は、25歳で新日本工販(現フォーバル)を設立。朋友・孫正義氏と共に闘い、業界に風穴を開けた。1988年には史上最年少(当時)で店頭登録銘柄(現JASDAQ)として株式を公開するなど、数々の記録を樹立。33社のグループ企業に育て、経営者として長年、幅広く活躍してきた。その経営哲学を、余すところなくまとめたのが本書。「会社は公器」「社員と家族が第一で、株主第一であってはならない」「新規事業は、収益性より自供の社会性を重視して決断せよ」など、その真髄は、“新しい資本主義”を何歩も先取りしている。「経営者は社員に対して教育者であれ」という著者は、経営者に、人として正しい経営を説く。
内容説明
いまこそ日本的経営の良さを見直そう!史上最年少で株式を公開など、数々の記録を樹立したカリスマ経営者が語る、“成功する経営者”のブレない哲学―。伸びる会社の社長がやっていること、やらないこと。
目次
第1部 次世代経営者に求められる8つの思考(「やり方」ではなく、「在り方」を大事にする;出会いは大切。「明るく」「元気に」「素直に」;決める時は「魂の決断」をすること;社会性・独自性・経済性を考える;共感、共鳴を生み出すCRMを活用する;巨大なマーケットBOPに注目)
第2部 成功している経営者に共通する8つの条件(大きなビジョン・戦略を持っている;会社内にナンバー2がいる;時間の使い方を決めている;しがらみを断つ決断をしている;些細なことには目をつぶる;社外に相談相手を持つ/謙虚な心を持つ;他人の幸せを自分の幸せと捉えられるか)
第3部 経営者に求められる8つの向き合い方(「会社」の理想像、正しい現状と向き合う;社員には創業の想いを伝え続ける;お客様に徹底的に向き合い、満足度を高める;ライバル、パートナーとの向き合い方;世界とどう向き合うか;未来とどう向き合うか;社会とどう向き合うか;自分との向き合い方)
著者等紹介
大久保秀夫[オオクボヒデオ]
1954年、東京都生まれ。國學院大學法学部卒業。大学卒業後、アパレル関係企業、外資系英会話教材販売会社に就職するものの、日本的な年功序列体質や人を使い捨てにする経営方針に納得できず退社。1980年、25歳で新日本工販株式会社(現在の株式会社フォーバル)を設立、代表取締役に就任。電電公社(現NTTグループ)が独占していた電話機市場に一石を投じるため、ビジネスフォン販売に初めてリースを導入し、業界初の10年間無料メンテナンスを実施。1988年、創業後8年2カ月という日本最短記録で史上最年少(ともに当時)の若さで店頭登録銘柄として株式を公開。同年、社団法人ニュービジネス協議会から「第1回アントレプレナー大賞」を受賞。その後も、情報通信業界で数々の挑戦を続け、従業員数国内2110名、海外155名、法人クライアント数10万社、上場会社3社を含むグループ企業32社を抱えるベンチャーグループに成長させた。2010年、社長職を退き、代表取締役会長に就任。会長職の傍ら、講演・執筆、国内外を問わずさまざまな社会活動に従事。カンボジアにおける高度人材の育成を支援する「公益財団法人CIESF(シーセフ)」理事長も務める。さらに、一般社団法人公益資本主義推進協議会代表理事、東京商工会議所副会頭・中小企業委員会委員長なども務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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