趙紫陽―中国共産党への遺言と「軟禁」15年余

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趙紫陽―中国共産党への遺言と「軟禁」15年余

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  • サイズ A5判/ページ数 492p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784828414416
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C0036

内容説明

趙紫陽は、「第2次天安門事件」で、武力鎮圧に異議を申し立て、総書記の座を追われた人物である。亡くなるまでの15年余りにわたり、北京の一角に軟禁された。数十年来の戦友であった著者が密かに100度以上通い、趙紫陽の発言を書きとめたのが本書である。天安門事件の真相から、「中南海」の人間関係、社会主義・共産党の歴史的総括と将来性まで、本音が詰まった一書である。

目次

「己で選択したことだ」
二つの過渡期についての見方
趙紫陽が第13期4中全会で行なった弁明
二つの奇妙な現象
一つの問題がもつ二つの側面
社会の進歩を表す新指標を検討する
〓(とう)小平の特殊な影響
発展途上国は革命成立後に社会主義を実施してはならない
〓(とう)小平の「南巡講話」に対する見解
改革の理論と中国改革の特色〔ほか〕

著者等紹介

宗鳳鳴[ソウホウメイ]
河南省濮陽出身。1920年1月19日生まれ。1938年に中国共産党に入党し、県委員会書記、地区委員会宣伝部部長、副書記を務め、長らく趙紫陽と仕事をともにした。日本軍占領地区での5回にわたる治安維治活動、および国共内戦を経験する。1952年に貴州安順地区委員会副書記となる。同年、北京航空学院政治補導処の主任へと転属。1953年に中国人民大学の院生クラスに入り経済を学ぶ。1955年、北京工業学院の党委員会書記。1957年、北京航空学院に入り航空エンジンについて専門に学ぶ。卒業後に趙紫陽から湛江市の責任者としての要請を受けたが断っている。1962年からハルビン航空発動機製造廠の中心的指導者および技師長として赴任する。文革後は北京に戻り企業改革の模索を始め、北京航空学院の中心指導者および高級技師となった。1980年代の半ばからは黄河の中下流域の貧困地区における農村調査と、貧困救済・自立支援プロジェクトに従事し、その後に国家経済体制改革研究会の常務理事となる。1990年に北京航空学院を退職。1993年には国家経済体制改革研究会に在任中ながら引退した

高岡正展[タカオカセイテン]
1943年広島県広島市生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。長年、雑誌の編集・執筆に携わる一方、英語・中国語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まーくん

80
中国が改革・開放に舵を切った80年代に国務院総理、党総書記を務め、天安門事件で失脚した趙紫陽の談話録。亡くなるまで15年余にわたり北京富強胡同に幽閉された趙のもとを、著者は”気功師”と偽り100回以上訪れ語り合った。回想録を著すことも叶わなかった趙の為、彼の死後、原稿を整理し香港で出版。幽閉期間中の現実政治に対する批判は、”遠吠え”の感がある(それにしても江沢民、李鵬は人徳がない)が、在職中の出来事の生々しい記述には歴史的価値が。鄧小平の一貫した方針にぶれはない。共産主義は捨てても一党独裁は死守する。2020/07/22

燃えつきた棒

36
(六月四日に寄せて) 願いは、ただ一つ。彼の言葉を世界中に届けたい。 さあ、言葉よ、百八つの玉となって、世界中に飛んでゆけ! まさに、「雨に負けぬ花」趙紫陽の面目躍如といった感がある。 知性と熱い心と哲学、そのすべてが彼にはあった。 読み終えた僕の脳裏に、「大人(たいじん)」という言葉が浮かんできた。 2020/06/12

惰性人

1
天安門事件を民主的に解決しようとして失脚した、元総書記、趙紫陽と友人、宋鳳鳴の軟禁15年間の対話集。現代中国の民主化について理解し、その行く末を占うための必読の書です。民主化を望む共産党元高官が多いのに驚くとともに、拘束されてもその信念を貫いた趙紫陽に敬服します。温家宝のことを人はいいが事なかれ主義というのは笑えます。2009/08/01

キミ兄

0
☆☆☆☆☆。2009/10/01

nhan

0
やっと原文で読み終わりました。日本語でも読んでみたいです。2010/01/11

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