内容説明
捜査当局と対立することもある法医学者。医学的な真実追求の現場に迫る。
目次
第1章 法医学への序章
第2章 法医学の実際
第3章 交通事故事件
第4章 血痕鑑定
第5章 事実誤認、誤審をいかに防ぐか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
5
標題と汚水だめの中の溺死は面白い。片手の女性がコタツの天板使い美代子の如く自分で自分を絞め殺した例、生きてる間に汚水につけられ肺を開くと糞便臭がしたなど「おおぅ」…。これ以外は専門用語多く、冒頭に「屍と死」「交差点て言葉はおかしい」など息詰る神経質さで読みやすくない。上野正彦脚光以前の法医学界権威?(免田、松山、財田川3大冤罪事件に関係)と思ったらほぼ同い年。検察や他の法医学者への攻撃も多く正直疲れる。岩手拠点の人、震災では現場に出なかったようだが13年7月に法医学戦後史の著書。98年刊だが昭和の本のよう2013/12/10