内容説明
本書では、医療におけるいわば日本の兵隊であった著者がアメリカ軍に迷い込んで遭遇した数々のカルチャーショックを紹介しながら、日本の医療の問題点をあぶり出し、改革のためのヒントを提案する。
目次
第1章 知ってびっくり!医者の世界、裏の裏
第2章 日本の病院、これでは恐ろしい
第3章 アメリカの医療、ここがすごい!
第4章 文化の違いが医療に表われる
第5章 これは困るよ、アメリカの医療
第6章 充実のニューヨーク・ドクターライフ
第7章 21世紀の医療を変えよう
著者等紹介
桑間雄一郎[クワマユウイチロウ]
米国ニューヨークのベスイスラエル・メディカルセンター医師。米国内科専門医。1962年、東京都出身。87年、東京大学医学部卒業。87~93年、東大医学部腫瘍血管外科に所属し、胃がんや大腸がん等の手術を手がける。93年に渡米し、97年までベスイスラエル・メディカルセンター内科で研修。同病院内科の最優秀レジデント賞を受賞。その後、一時帰国し3年間滞在した日本では、東大医学部非常勤講師、日本医師会総合政策研究機構主任研究員、多摩海上ビル診療所副院長などを務める。2000年、再び渡米し、現在はベスイスラエル・メディカルセンターで若手医師の育成等に尽力している
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感想・レビュー
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くりりんワイン漬け
1
特定の対象を評価するにはそれが良かれ悪かれ基準が必要となる。基準を以て比較をし、最終的にその社会での定性的な規範で評価をする。定量的なもので最後まで評価をすることで成功した試しは私は見たことないので、そこが人間の曖昧さであり人間らしいところでもあるのだろう。 さて本書は米国を比較対象のサンプルとして日本の医師、技術、諸制度等について評価している。とても良い本である。我々一般人は一読してもよい本である。2013/06/22
ねええちゃんvol.2
0
★★★★ アメリカの医師と日本の医師の働き方 医療システムの違いについて。タイトルがこれじゃなかったらもっと読まれるんじゃないかと思います。2020/07/04
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- 洋書
- SELF-CARE