目次
中世仏師研究序説
十世紀前半頃の仏師動向
第1部 慶派仏師出現以前の仏師と社会(中世仏師の始まり―僧綱仏師の出現;僧綱仏師と仏像製作の場―法印賢円を中心にして)
第2部 慶派仏師の台頭と中世社会(慶派仏師の形成―院政期の「興福寺」仏師;慶派仏師工房の組織―運慶を中心にして;南都再興造仏における「中国」美術の受容と慶派彫刻様式の形成;後白河・後鳥羽院政期の古仏の使用をめぐって)
第3部 中世後期以降の仏師と社会(慶派仏師の末裔たちの動向―東寺大仏師職をめぐって;康正工房の仏像製作をめぐって―桃山時代七条仏師の工房製作;「運慶一タヒ出テ天下復タ彫刻ナシ」―運慶の名声の伝承をめぐって)
著者等紹介
根立研介[ネダチケンスケ]
1956年新潟県生まれ。1980年京都大学文学部(哲学科美学美術史学専攻)卒業。1981年京都大学大学院文学研究科(美学美術史学専攻)修士課程退学。京都府教育庁指導部文化財保護課技師(1981年)、文化庁文化財保護部美術工芸課文部技官(1986年)、同文化財調査官(1992年)、京都大学大学院文学研究科助教授(1998年)を経て、京都大学大学院文学研究科(美学美術史学専修)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。