出版社内容情報
介護リーダーのマネジメント能力次第で、「人が辞めない職場は作れる」。具体的には、職員の力を生かし、モチベーションを高め、人の定着につなげること。必要なのは、リーダーがもっと介護現場で働くスタッフの個々の能力・スキルを正確に把握すること。その上で、職務・職責を明確にして、施設として決定したことを確実に実行する「マネジメントのしくみ」をきっちり作ること。実際、「人が辞めなければ介護現場は立派に回していける」というのが著者の持論。そのカギとなるのは施設の方針を明確にし、それを実行することを徹底すること。施設長が、自ら利用者の生き甲斐と自己決定の重要性を認識した支援方針を決定し、スタッフ全員に宣言し、立ち向かうことが、「人が辞めない介護現場を作る」ことに直結する。こうしたしくみ作りの土台となるリーダーのコミュニケーション術や、技術偏重の介護教育の修正法、スタッフの業務軽減のためのICTの活用法などなど即効性のある具体的な改善法を提案した1冊。
内容説明
「アホらしくてやってられない」と辞めていくスタッフの本音はどこにあるのか。どんどん辞めていく状況をストップさせるには、どこから手をつけたらいいのか。人材不足の現状に歯止めをかけるには介護現場にどのような「しくみ」が必要なのか。施設長・介護リーダーのためのマネジメント超入門。
目次
第1章 なぜ介護現場からどんどん人が辞めていくのか
第2章 「介護マネジメントがない」ために現場が回らなくなってきている
第3章 「人が辞めない」介護現場の働きやすい環境の作り方 実践編
第4章 「人が辞めない」介護現場の魅力づくりのポイント 実践編
第5章 「人が辞めて回らなくなる」介護現場崩壊の危機から守るためにするべきこと
第6章 「人が辞めない」現場を作る施設長・介護リーダーの仕事
第7章 「人が辞めない」介護現場を作る絶対ルール
著者等紹介
中尾浩康[ナカオヒロヤス]
1955年大阪生まれ。介護施設経営コンサルタント。商社マン、塾講師、病院事務長、財務経理マンとして海外勤務などを経験し、父親の死を契機に福祉の世界に飛び込む。介護現場の豊富な経験を経て特養施設長、救護施設長など社会福祉施設で活躍する。一方で、福祉サポート一滴舎を立ち上げ、介護施設経営コンサルタントとして、全国の特養など施設の業務改善支援、経営支援、講演活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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