内容説明
時は明治。前例なき外国特許の取得に挑んだ名もなき男たちの軌跡…。まさに、特許維新ともいうべきドラマが現代によみがえる。2010年の産業財産権制度125周年に合わせて月刊「発明」に連載された「明治期の特許事情」が、さらにボリュームを増し、一冊の書籍になって帰ってきた。
目次
第1章 ある煙火師の米国特許物語―日本人の米国特許第1号(わが国における特許制度創設期の沿革;明治期の発明家たち;宮原二郎の発明 ほか)
第2章 ある化学者の英国特許物語―日本人の英国特許第1号(日本人が明治9年に英国特許を取得?;西川虎之助の英国特許;大蔵省印刷局での化学事業の立ち上げ ほか)
第3章 外国人の日本特許第1号誕生物語(わが国における外国人の特許第1号は?;制度未整備期におけるわが国への外国人特許出願;わが国における特許法制の検討経緯 ほか)
著者等紹介
櫻井孝[サクライタカシ]
経済産業省特許庁特許審査第四部長。1956年長野県生まれ。1978年新潟大学工学部卒。通商産業省特許庁入庁。1982年特許審査官。1990年在インド日本国大使館一等書記官。1996年特許庁審査企画官。1997年財団法人知的財産研究所研究部長。2001年特許庁国際課長。2004年首席審査長。2006調整課長。2007年現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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