我執の病理―森田療法による「生きること」の探究

我執の病理―森田療法による「生きること」の探究

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826971287
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0011

内容説明

肥大した自己愛=「我執」から現代人が陥る心の罠を読み解き、森田療法の新しい可能性を探る。

目次

序論 森田療法の新たな可能性を目指して
1 我執の人 森田正馬
2 生きることの不自然さ―我執の精神病理
3 我執の病理をどう読むか―とらわれの機制と森田療法
4 我執の修正―人間学的森田療法による治療
5 場が人を癒す―入院森田療法
6 日記を用いた外来個人精神療法―「生きること」の修正を目指して
7 家族療法と森田療法
8 森田療法の成立と東洋的人間学
9 森田療法が精神療法に占める位置

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

9
素晴らしい本です。肥大した自己愛と偏った完璧主義。現実感覚。身構えながら話すなんて臆病なんだよね。2014/04/12

Baron

5
神経症の治療に有効な、森田療法について丁寧に紹介された本。森田療法について知りたいのなら、これ一冊あればかなりの概略を知ることができるのではないかと思う。 神経症者は、肥大した自己愛と偏った完璧主義ゆえに苦しむわけだが、森田療法の神髄は「苦悩はそのままに、やることだけやる」ということに尽きると思う。そこから全てが始まるのだ。 個人的には、今、巷で騒がれている「ひきこもり問題」などは、かなりこの本で指摘されている病理と似通っているので、広く知られてほしい考え方であると思う(続く)。2014/11/27

Asakura Arata

1
県立病院の当直中に読んでいた。不安が和らいだのを覚えている。2015/04/20

くま

1
よくまとめられててわかりやすかった。悪循環の過程を個人の中だけでなく親子関係などの人間関係にまで広めていて、新しい森田療法が示されている。自己愛と絡めての説明や、他の両方との対比などもあり、幅広い学びが得られる一冊だと思います。2013/06/23

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