出版社内容情報
ゼネコン処理はなぜ先送りされるのか。業界に未来はあるのか。丹念な取材を通じ、ゼネコン危機の実態と先送りの構図を浮き彫りにする。業界関係者必読の書。
目次
第1章 揺るがぬ土建国家―二〇〇〇年の危機(幻に終わった熊谷組再編劇;自壊への道のり;戦後五十五年の中間決算)
第2章 失われた規律―一九九八~九九年の危機(ドミノ破綻の恐怖;徳政令;未明の倒産劇)
第3章 不良債権はなぜ膨らんだのか(フジタ地熱開発の無残と欺瞞;青木建設の爛れた関係;大成建設の迷宮)
第4章 日本を蝕む構造腐敗(北の大地の官製談合;補助金に群がるゼネコン;建設行政の無力)
著者等紹介
高橋篤史[タカハシアツシ]
1968年愛知県生まれ。93年早稲田大学教育学部卒業、日刊工業新聞社を経て98年から東洋経済新報社第一編集局記者。以来、担当記者として建設業界などの取材に当たる
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