出版社内容情報
「宇宙は『無』から生まれた?」
「恒星は最期に大爆発をおこす!?」
「四つのシナリオがえがく,宇宙の終焉とは…」
科学雑誌ニュートンが総力をあげて制作した,世界一美しくて楽しい宇宙論の図鑑です。
宇宙論の魅力とエッセンスを,美しいビジュアルとともにわかりやすく紹介します。
** 本書の紹介 **
宇宙論とは,宇宙の歴史や宇宙の姿を,科学的に解き明かす学問のことです。
私たちが夜空を見上げると,星々はいつも同じように光り輝いています。このようすから,宇宙はもともとそこに存在するものであり,永遠につづいていくというイメージをもつ人も少なくないでしょう。しかし私たちに寿命があり,一生があるように,宇宙にも終わりがあります。
また,終わりがあるということは,はじまりもあるということです。そこで本書の前半では,現在考えられている仮説をもとにした宇宙の誕生をあつかい,後半ではその知識をもとに,太陽(恒星)や銀河などといった天体の死や,宇宙そのものの最期について解説していきます。
最新科学がえがく,美しく不思議な宇宙の一生を,ぜひお楽しみください!
内容説明
宇宙の進化がゼロからわかる!Newtonが総力をあげて制作した世界一美しくて楽しい宇宙論図鑑。
目次
1 宇宙はどのように誕生したのか
2 ビッグバンの痕跡・インフレーションの痕跡
3 恒星の終わり
4 恒星最期の閃光 超新星爆発
5 太陽系の終わり・銀河の終わり
6 宇宙の終わり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
19
このシリーズとしては標準的な構成で、宇宙論の現状と太陽系の例から始まる宇宙のこれからが概観できます。それにしてもこのシリーズ、再開する気配がしてきたことが気になります。30冊で打ち止めのはずだったんじゃないんですかね。2023/09/30
すばる
1
2023年9月発行で最新情報が確認できる。1宇宙の誕生、2ビッグバンの痕跡・インフレーションの痕跡、3恒星の終わり、4超新星爆発、5太陽系の終わり・銀河の終わり、6宇宙の終わりという構成。とりわけ、5では、我々の太陽系や銀河系の未来に何が起こると想定されているのかが詳細に説明され、6では、10の34乗年後以降に陽子崩壊が起こった場合の宇宙やトンネル効果により宇宙が「生まれ変わる」という説、あるいは「ビッグクランチ」「ビッグリップ」「真空崩壊」について紹介があり、非常に興味深く読むことができ、有益だった。2025/01/02