出版社内容情報
誰もが「ムダ」を嫌うのに、どうして世界は「ムダ」であふれているのか?
資源・食品・お金・時間まで、世界にあふれるやっかいな問題を読み解く鍵は「ムダ」にあった!
・レジ袋の有料化には効果があるのか?
・リサイクルするorしない、どちらがエコな選択なのか?
・地産地消で本当にコストを減らせるのか?
良かれと思った行動がムダを生み、ムダにしか見えないものが価値を生む。
私たちがより良い世界で生きるための、正しい「ムダ」の知識を授けます。
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初めは、ムダとはどういうものかを学ぶ本にするつもりでいた。
だが著者ふたりがそれ以上に興味をそそられたのは、ムダがなかったら世界がどんな姿になるかを考えることである。
これっぽっちのムダも存在しない世界。紙ゴミも出なければフードロスもない。時間もムダにならず、優れた頭脳や人の命が空しく失われることもない。
(……)探究の旅に読者をいざなうことで、なぜムダが生じるのかを理解してもらうとともに、ムダのない世界がどういうものかを思いえがいてもらうことを目指している。
(「はじめに ムダのない世界に向けて」より)
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内容説明
レジ袋の有料化には効果があるのか?リサイクルするorしない、どちらがエコな選択なのか?地産地消で本当にコストを減らせるのか?良かれと思った行動がムダを生み、ムダにしか見えないものが価値を生む。私たちがより良い世界で生きるための、正しい「ムダ」の知識を授けます。
目次
第1部 ムダと環境(一〇〇万年後も残る発泡スチロール;ゴミ最終処分場はエコな選択? ほか)
第2部 ムダと経済(陳腐化から生まれるムダ―ムダを好む人々が仕掛ける「旧バージョン」の罠;スマホに含まれる六〇種類の元素―現代生活を形づくるレアアースの採掘とリサイクル ほか)
第3部 ムダの科学(二酸化炭素のムダ1―どのようにして生まれ、悪影響を及ぼすのか?;二酸化炭素のムダ2―炭素除去技術とコストについて考える ほか)
第4部 ムダの哲学(お金をムダにする;時間をムダにする ほか)
著者等紹介
リース,バイロン[リース,バイロン] [Reese,Byron]
フューチャリスト、作家、シリアルアントレプレナー(連続起業家)。現在はJJケント社のCEO。既訳書に『人類の歴史とAIの未来』(古谷美央訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、また未邦訳の著書に『無限の進歩(Infinite Progress)』、『物語、サイコロ、考える岩石(Stories,Dice,and Rocks That Think)』、および『われらは超個体アゴラ(We Are AGORA)』がある。テクノロジーの未来に関する講演などでも活躍
ホフマン,スコット[ホフマン,スコット] [Hoffman,Scott]
インターナショナル・リテラリー・プロパティーズ社CEO。同社は版権とキャッシュフローを取得する会社であり、ホフマンは1,000以上のタイトルポートフォリオを所有・管理している。フォリオ・リテラリー・マネジメント社の共同創業者のひとりでもある。ウィリアム・アンド・メアリー大学で文学士号を、ニューヨーク大学スターン経営大学院で経営修士号をそれぞれ取得。テキサス州オースティン郊外在住
梶山あゆみ[カジヤマアユミ]
翻訳者。東京都立大学人文学部英文学科卒。訳書に、ビバードーフ『さぁ、化学に目覚めよう』(山と溪谷社)、ヘラップ『アルツハイマー病研究、失敗の構造』(みすず書房)、イーグルマン『脳の地図を書き換える』(早川書房)、ハラリほか『漫画 サピエンス全史 歴史の覇者編』(河出書房新社)、シンクレアほか『LIFESPAN』(東洋経済新報社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rei