出版社内容情報
戦前の「不治の時代」から、特効薬プロミンの登場により「治る病」となる戦後へ。療養所内の変化が本巻収録の18編の小説群から浮かび上がる。
森 春樹「汚れた金色」「祭りの前夜」「蛍光」「いけにえ」「雪の花は」「弱肉強食」
氷上恵介「オリオンの哀しみ」
甲斐八郎「九年間」「崖」「その日」「海の上で」「飢えの記録」
風見 治「鼻の周辺」「不毛台地」「不在の街」「絆影」
桜井哲夫「久遠の花」「盲目の王将物語」
加賀乙彦「解説」
内容説明
1926年~2000年までの74年にわたる、ハンセン病患者・元患者による作品の集大成。