内容説明
くつがえされる常識、とらえきれない現実。世界はなぜ予測を裏切り、人を驚かせるのか?政治、ビジネス、哲学・思想、サイエンス…あらゆる角度から21世紀に斬り込む知の革命。複雑系の科学の正体に迫る。
目次
1 単純なるものと複雑なるもの
2 カタストロフィー
3 カオス
4 法則なし
5 還元不能性
6 創発性
7 単純複雑性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮かれ帽子屋
6
専門分野ではないから完全理解は難しいけれど。それでもニュアンスと「何となく」は読み解ける良い本だと思う。複雑系とかカオス理論とかラプラスの悪魔とかアトラクタフィールドとか、そこら辺の話を新書より少しレヴェルを上げて読みたい人は、一度読んでみると良いんではないかな。時間をかけて数学の知識とかおさらいすれば、結構な部分まで理解できると思う。世界は決定論的なのか。それを予測することは不可能なのか。説明と予測が科学の意義である以上、科学全般に関わる根本的な思想の問題を扱った面白い専門書です。2011/08/19
Mark.jr
3
カタストロフィー理論を実在の事件を使って説明するのにベルリンの壁崩壊を例に出したりだとか、実はかなり変態なことをやってらっしゃるのでは...。2024/02/29
静かな生活
2
極めてニッチなサイエンス本。2023/06/04