サンカ学叢書<br> サンカの末裔を訪ねて―面談サンカ学 僕が出会った最後のサンカ

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サンカ学叢書
サンカの末裔を訪ねて―面談サンカ学 僕が出会った最後のサンカ

  • 利田 敏【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 批評社(2005/11発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784826504331
  • NDC分類 384.38
  • Cコード C1039

出版社内容情報

自然の摂理のままに生きた「サンカ」の生活。
河原や山中にセブリバを造り、一箇所に定住せず箕作りを生業とする漂泊の民「サンカ」。その末裔が今日も現存していた! 三角寛の『サンカ社会の研究』にも登場した埼玉県の荒川支流で暮らしていた「松島兄妹」、静岡県の三島で穴居生活していた「最後の駿豆サンカ」他、豊富なインタビューから、次々と明らかになる「サンカの生活」。時代を超えて人間の「生の本質」に迫る“目からウロコ”のフィールド報告。

《読者の声》
「山窩」か「サンカ」かどちらでもよいが、今も研究、検証をしている人々がいるとは、おどろきと安心。三角寛の40年頃「山窩物語」を読んで、ショックを受けた時と同じ様なショック。小学生の頃、おふくろに「山から来た人」を説明されたのを憶えている。箕を肩にかけて歩いている姿が、今も頭の中にある。興味が有るし、もっと知りたいと思う心もある。
(東京都・森川實様)

最終章にもあったように、サンカ調査は一刻を争う必要があると思います。利田敏氏には益々の調査活動と、より多くの出版を望みます。 (東京都・中山佐都美様)


【序章】荒川族サンカ 久保田辰三郎、松島ひろ
1 幻ではなかった漂泊民「サンカ」/2 荒川族サンカ辰さん一家とは/3 現場検証/三角が関与していない新聞記事/幻ではなかった荒川族サンカ「辰さん一家」
【フィールドガイド①】埼玉県大井町・弁天の森
【コラム①】三角寛の隠れ里・「母念寺別院」探訪記
【第一章】ついに対面! 「瀬降りの子供たち」
1 松島ひろ、久保田辰三郎の子どもたちに会う/2 松島ハツ子さんとの面談記録
【第二章】最後の荒川族サンカ 松島始インタビュー
1 始さんの半生(父・辰三郎死後)/2 セブリの日常/3 父・久保田辰三郎と母・松島ひろのこと/4 三角先生のこと/5 焼き湯の撮影現場を訪ねる/6 仲間のこと/7 農家の証言/付記 眞佐子さんから聞いた思い出話
【フィールドガイド②】埼玉県武蔵嵐山・都幾川周辺
【コラム②】謎のミニ箕
【第三章】サンカの「戸籍」
1 松島ひろは「サンカ」か「山窩」か/2 戸籍を徹底分析/3 サンカの出生場所探訪記/4 ミス山窩? 消えた松島アヤ子嬢
【第四章】最後の駿豆サンカ 加藤今朝松一代記
1 モーニングショーで放送!/2 最後の駿豆サンカ・今朝松さん面談記録/3 今朝松さん再訪/4 「最後のサンカ」加藤今朝松一代記/5 謎の兄弟 【フィールドガイド③】静岡県三島市・竹倉周辺
【第五章】岐阜県のサンカの記録 「消えゆく人々」
1「消えてゆく人々」とトケコミ/2 サンカのことを書いた作文/3 研究者の紹介/4 木地師の話/5 教え子の中にいた隠密の子孫/6 再びサンカの家族の話/7 サンカの言葉/8 各地の「石焼」の思い出/9 最後に/10 質疑応答 【第六章】雑誌に見るサンカ記事
1 「山窩のはなし」小西民治/2 「山窩哀号秘曲」春日俊吉/3 「山窩の昨今」三角寛/4 「毛呂であった転場」北條時宗/5 「丹澤の山窩」中山謙治/6 「山窩の話」有馬長次郎/7 「都会に住む山窩娘たち」高村延/8 「原始生活送る母子七人」某雑誌/9 「『埼玉の地名』についての考察」山崎泰彦/10 「『愛鷹山中で出逢った“山窩”」加茂喜三
【第七章】項目別サンカ伝承信頼度
1 ウメガイ/2 サンカ言葉3 サンカ文字/4 サンカの組織/5 サンカは小顔で女は美人が多い/6 フクロアライ/7 戦後に作られたという組合/8 マグヒノリ(かげひねりうた)の存在/9 サンカは穴居しない/10 昭和二四年のセブリ数とサンカ人口/11 シノガラ
【コラム③】在野のサンカ研究者列伝
あとがき


サンカ学叢書・第4巻です。

●装幀=臼井新太郎

内容説明

河原や山中にセブリバを造り、一箇所に定住せず箕作りを生業とする漂泊の民「サンカ」。その末裔が今日も現存していた!!三角寛の『サンカ社会の研究』にも登場する、埼玉県の荒川支流で暮らしていた「松島兄妹」、静岡県の三島で穴居生活をしていた「最後の駿豆サンカ」他、豊富なインタビューから、次々と明らかになる「サンカ」の生活。時代を超えて人間の「生の本質」に迫る“目からウロコ”のフィールド報告。

目次

序章 荒川族サンカ久保田辰三郎、松島ひろ
第1章 ついに対面!「瀬降りの子供たち」
第2章 最後の荒川族サンカ松島始インタビュー
第3章 サンカの「戸籍」
第4章 最後の駿豆サンカ加藤今朝松一代記
第5章 岐阜県のサンカの記録「消えゆく人々」
第6章 雑誌に見るサンカ記事
第7章 項目別サンカ伝承信頼度

著者等紹介

利田敏[トシダサトシ]
1962年東京都生まれ。東京大学理学部卒業後、テレビ朝日入社。「ザ・スクープ」「ニュースステーション」などのディレクターを経て、現在は「スーパーJチャンネル」担当。『歴史民俗学』誌上で「サンカ」に関するフィールドワークの報告を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

6
著者が「サンカの末裔」と称する松島始氏は、他の著書でも紹介されている有名人であり、著者が発見したわけではないが、それでも、氏の行方不明の姉を追跡するのに骨を折る等、氏への寄り添い方が見事。2018/07/01

halfpint

2
いや血湧き肉躍る。本物のコーフンがココに。 2018/03/28

まちこ

1
筆者の本業がテレビの仕事のせいかとても読みやすい文章。フィールドワークの様子や、サンカの末裔にひょんなことから遭遇できた描写の臨場感にこっちもドキドキ!かなり気楽に読めるのでオススメ。この本に出てくるサンカは竹細工を生業とし定住せず流れて生きた人々。巷間言われるような犯罪集団ではない。最後の目撃談は昭和30年くらいが多い。埼玉県ふじみ野市の「最後の武蔵サンカ」の末裔達は2005年時点で定住、もはやこのような人々は居ないものと思われる。2020/08/10

あのこ

0
ドキュメント番組見たような読後感。2014/04/27

まっちゃん

0
宮本常一氏の著作からの流れで手に取りました。過去の日本には多様な社会があったということを確信させてもらえる内容でした。長きにわたり当たり前にあったものが失われて行く中で、日本の風土にあった文化とは一体なんであるのか、われわれ日本人が日本人として取り戻すべきものとは一体なんであるのかを考える上での一助になると思います。2019/10/18

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