感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
K
12
詩人ピエール・ジャン・ジュ―ヴの評論集。初版は1990年。前半の半分ぐらいが彼の思想についてであり、後半からは、作品論であった。フロイトの精神分析とカトリックの思想に影響を受けていると書かれていたが、(勉強不足が原因ではあるのだが、)難解で、そう簡単に手を出していいものではない感じがした。核心としては、無意識下における神秘性、エロス、死、霊性、悪魔性-聖性などであった。今バタイユを読んでいるが、少しだけ通ずる点があったように思う。また作品論では、作品における無意識の神秘性の現れという枠で捉えられている。2022/02/27
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