内容説明
70名のアンソロジー。本書は戦後の激動にみちた世相を背景に、美しくも哀しいしらべをもって青春を詠みつづけた歌人の斉唱である。短歌入門書として最適。
目次
春日井建―未青年
岸上大作―意志表示
平井弘―顔をあげる
清原日出夫―流氷の季
荻本清子―河と葦
佐藤信弘―具体
小野茂樹―羊雲離散
蒔田律子―春の樹氷
三井ゆき―三井ゆき歌集
福島泰樹―バリケード・1966年2月
北尾勲―樹
佐佐木幸綱―群黎
西勝洋一―未完の葡萄
大島史洋―藍を走るべし
田中佳宏―黙って墓場へ降りてゆくわけにいかない
佐藤通雅―薄明の谷
水城春房―心象水栽培
武市房子―塔のある景
三枝昂之―やさしき志士達の世界へ
関根栄子―風いくたび〔ほか〕